アンシェーブン i-SAFE|植毛・自毛植毛を提供する アスク井上クリニック® 東京 新宿院

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訪問インタビュー「先生教えて!」レポート
<第4回>

「おでこをせまくしたい」というリクエストに、どのように対処されていますか?

おでこの植毛とは

第4回レポート写真1

そもそも、植毛のご相談は9割以上が男性です。男性のリクエストで圧倒的に多いのはM字対策です。男性の7割くらいがそうではないでしょうか。
一方、少数派である女性のリクエストは2つに分かれ、ひとつがおでこを丸くするのと、分け目を目立たなくするというのがあります。
おでこを狭くというのはどちらかといったら、贅沢な悩みに相当するかもしれません。これをやれるのは、基本的に進行性の脱毛症以外の場合になります。 逆に進行性の脱毛症の方がおでこを狭くする施術を行うと、頭頂部が薄くなって行った時、おでこに植毛した部分だけが離れ小島のように残ってしまう可能性があります。 ただし、離れ小島になっても問題ないという方もいます。そう言う方はほとんど、頭頂部にかつらをかぶる前提で、生え際である、おでこだけを植毛したいということです。 かつらで一番不自然に見えるのは生え際ですから、生え際がきれいに植毛されていると、かつらを装着しても自然に見えます。ただし、当然、このような要望は、多くありません。
それに比べて、女性の場合は進行性の脱毛症は多くはないので、「おでこをせまくしたい」という要望は、割合としては男性より多くなります。

おでこの植毛の難しさ

第3回レポート写真2

おでこを狭くすることは、とても難しい技術です。最も難しいのは、毛が生えていないところに髪の毛を生やすことです。 髪の毛が生える他の部位は、もともとあった産毛が長くなれば、植毛することで密度が高まり、うっそうとした感じになります。 ところが、おでこには毛も生えないですし、産毛も少なくて長くありません。そんなおでこに植毛した場合、植毛した毛の密度だけでうっそうとさせなければなりません。 イメージとしては、森と林の違いでしょうか。
例えば、植林して、10年や20年経つとある程度木が成長し、林ができます。それと木を植えて100年以上経つ、森を比べると、森には、全体に木が鬱蒼と生えています。 この差は、高い木だけでなく低木もたくさん生えている点です。 おでこは低木に値するものが生え辛いところで、産毛そのものも短いため、低木に値するものが期待できない。毛が太くなることも期待できません。
ですから、移植毛だけで密度を出さないといけないわけです。
つまりおでこを狭くしたくて、髪のない場所に植毛をしたとしても、密度的な満足、言い換えれば、植毛の満足度が得られにくいところなのです。 また、植毛する密度には限界があり、一回の手術で到達できる密度は、男性の場合、自然に生えている髪の本数のせいぜい50~60%程度です。
とはいえ、これは当院の場合で、他院の多くは一回の手術で、30%程度しか密度は得ることはできません。 果たして30%の密度で満足できるものでしょうか。30%だと、おでこに毛がスカスカ植わっている状態となり、かえって不自然に見えます。 だから、当院では高密度で移植するために研究を重ねてきたのです。当院で手術された方は、仮に、1回の施術で100%の満足できなくても、 その多くがしばらく様子を見ても良いというレベルではあると自負しております。女性の場合は、表皮に脂が出にくいので、状況により80%くらいまで植毛できます。
この密度は、男女差はもちろん、個人差もあって、皮脂の状態や皮膚のターンオーバーがどれだけ正常で、どれくらい傷が治りやすいかということも関わってきます。 一般的に女性が男性と比べ高密度に植毛できる理由は、先に述べた表皮の脂の他、女性ホルモンそのものが皮膚の治りをよくしてくれるという点もあげられます。

気になるおでこ植毛のデザイン

第3回レポート写真3

いつも思うのですが、採取した移植毛をどうやって植えるかという植毛のデザインはとても重要です。 常々、できるだけ自然に、できるだけきれいに植毛することを肝に銘じて施術を行っています。
ところが、他のクリニックで植毛手術を受け、満足できないと当院に相談に来られる方の状態を確認すると、科学的な根拠に基づいたデザインがされていない場合が多く、 デザインの重要性が認知されてないように感じるのです。私の言う科学的な根拠に基づくデザインとは、顏の筋肉、主に表情筋の流れや動きに逆らわないデザインという意味です。 とくにおでこは、もっとも分かりやすく、目につく場所。つまり、不自然なデザインが多く見受けられるということです。ひどいケースでは、表情筋を無視し、生え際が一直線になっていることもあるのです。

おでこの植毛のポイントは?

おでこの植毛が難しい原因を整理すると、以下3点が挙げられます。

①デザイン

②高密度で移植する技術

③おでこの最前列に細い毛を使う

先に述べたよう、植毛のデザインが重要なことはもちろんですが、高密度で移植することも大切です。 とくに女性の場合は、細い毛さえ使えばたくさん植えることができます。太い毛だと1平方センチメートルのなかに40~50株植えられるところ、 細い毛の場合はもうすこし数を増やせるというわけです。ですから、密度を高くするために細い毛を使いたいのです。
また、細い毛の方が見た目にも自然です。極端なことを言えば、産毛を移植したいくらいです。ところが産毛の移植は、いくつか欠点があります。
まず、もともと細く短い髪ですから、産毛を植えてもあまり満足度が高くならないこと、産毛の生着率が悪いということです。 ですから、当院では、産毛ではありませんが、産毛に準ずるような細い毛であるネイプヘアを使います。ネイプヘアを使うことによって、より自然な移植毛が作れますし、密度を高めることができます。
 

第3回レポート写真2

このように、おでこを狭くしたいというリクエストに対しては、科学的な根拠に基づいたデザインやできるだけ高密度で植毛すること、ネイプヘア使用の3点がポイントとなります。 科学的な根拠に基づいたデザインについて補足しますと、表情筋はもちろん、毛流や毛軸角も抑えておく必要があります。毛というのは毛流と毛軸角の2つの要素で生え方が決まります。 どっちの方向に生えているかは、毛流。どういう角度で生えているかは、毛軸角です。毛軸角とは、髪の生える角度が、地肌から30度くらいなのか、40度くらいなのか、 あるいは60度くらいなのかといったことです。毛の流れを意識していても毛の生える角度がもともと生えている髪とあっていないと髪が生えそろった後に自然には見えません。 経験の少ない施術者は、移植しやすいという理由で、つい垂直に植えてしまいがちなのですが、なんでもかんでも垂直に植えるのは科学的な根拠と照らし合わせればおかしな話です。

植毛で何が大事なのか、施術のしやすさ、量を多く植毛することではありません。何度も言うようですが、「できるだけ自然に、できるだけきれいに移植すること」です。 植毛の本質をしっかりと見据え、施術を行っていくことが、我々医師の使命だと思うのです。

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植毛 アスク井上クリニック 東京 新宿院

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