ダイレクト法(i-direct法)

ダイレクト法とは? 

比較的新しい植毛方法のひとつ。i-direct法と表記されることもある。

FUE(フォーキュラー・ユニット・エクストラクション)を全面的に取り入れている点が最大の持ち味である。このため、頭皮の傷痕が少なく済むというメリットを期待できる。
また、頭皮が良好な状態で移植できるため、定着率も自然と高まる。限りあるドナーにダメージを与えてしまうリスクを回避できる確率も高い。

デメリットは、この方法を対応できる医療機関がまだ少なく、熟練の医師が足りないことである。
しかし、生え際のような目立つ部分を美しく仕上げたいときも役立つため、時間がかかっても利用する価値は充分にあるといえる。

フラップ式植毛

フラップ式植毛とは? 

自毛植毛の方式のひとつ。フラップ法、または頭皮弁移植法と呼ばれることもある。

側頭部や後頭部から、頭皮が健常に育っている頭皮を切り取る点では、その他の方法と変わらない。
しかしフラップ式では、皮膚を完全に切り離してしまうことはない。帯状(長方形に近い形状)に切り出すものの、4辺のうち1辺だけは切り取らない。その1辺を起点として残りの部分を回転させて、抜け毛が目立つ部分と縫合するのである。

この方法では、うまくいけば一度に数千本の植毛が可能である。このメリットが反響を呼んで1970年代から世界に広まったが、現在はどちらかといえば下火になっている。

主なデメリットには、次のようなものがある。
・縫合する部分の頭髪の向きと、うまく合致するとは限らない
・一度にかなりの面積の頭皮を縫合するため、かなりの熟練性を必要とする
・万一失敗すると、正常な血行を実現しえなくなり、頭髪がまったく定着しないという最悪の結果が待っている

ARTAS(アルタス)

ARTAS(アルタス)とは?

アメリカで開発された、現在のロボット植毛を代表する方法。
特殊なロボットを用いて、ドナーを採取する作業を行う。

ドナーの採取が医師の手作業で行わないため、医師の技量、長時間に及ぶ作業による疲労等から発生する精度・効率の変化に左右されずに正確な採取を期待できる点が大きなメリットとなる。機械が行うため、時間もかからない。

ただし、ドナーの移植作業は医師が手作業で行う。この方法では、ロボットに任せる範囲を絞ることで、機械の強みと手作業の強みをまんべんなく活用している点が最大のメリットとなっている。

また、医師の手ですべて行うよりも切開の割合が少なくなるので、身体への負担がかからないのも私たちにとって喜ばしい点であろう。

このARTASは、日本に上陸してからまだ日が浅いため受けられる場所は少ない。またロボットの導入コストが高いため、患者の負担額も自然と高額になる。ドナーを採取される範囲が広い点もデメリットのひとつと考えられている。

ロボット植毛

ロボット植毛とは? 

名前の通り、施術の大部分を、専用のロボットを用いて実施する方法。
植毛手術は長い間、医師の手作業による施術で進められてきた歴史がある。しかしある時期から、その作業をオートメーション化する試みがはじまっている。

難易度の高い施術を機械化することで、失敗を防いだり作業の正確化を実現したりできる点がメリットである。
とはいえ、植毛手術は患者ひとりひとりで望ましい処置法に細かな差が生じる。このような背景から、植毛の完全な機械化はまだ技術的に困難だという意見が根強い。実際に、手術の多くをロボットに任せた結果、不具合が生じてしまうケースが起こったため、近年は、ロボットに全般的に依存した植毛手術は行われなくなっている。

カウンセリング

カウンセリングとは??

カウンセリングとは、専門の知識や技術を持つカウンセラーと相談者との対話を通じて、相談者の抱える困りごとの解決をサポートするものです。

カウンセリングの趣旨は、カウンセラーが相談者へ積極的にアドバイスをするだけではありません。カウンセラーとのコミュニケーションを通じて、相談者が自身の抱える問題に対する気づきを得たり、理解を深めたり、行動変容したりすることへの手助けが基本となります。
カウンセラーは相談者のどのような内容の話でも遮ったり否定することなく、常に受容的・共感的な態度で受け止めます。このような態度のことを「カウンセリングマインド」と呼びます。

 

カウンセリングが受けられる場所とは??

  • 企業の産業医がいる「医務室・保健室・カウンセリング室」など
  • 精神保健福祉センターや保健所の「精神衛生相談室」
  • 医療機関の「精神科・心療内科」
  • カウンセラーが個人で運営するカウンセリングルーム
  • 民間企業や団体が提供するカウンセリングサービス
  • ハローワークや障害者職業センター
  • 個人カウンセリング
  • グループカウンセリング
  • インターネットによるカウンセリング(eラーニングなどのオンライン、メール、SNSなど)
カウンセリングを受ける際には、基本的に事前の予約が必要になります。
また、カウンセリングの形態や継続性については、それぞれ異なります。
カウンセリングを受けたい場合は、まずは身近な実施場所に問い合わせてみると良いでしょう。

カウンセリング内容と目的は??

カウンセリングは、基本は対話を中心に進みます。カウンセラーの判断や本人の希望、同意があれば家族などの第三者に同席してもらうことも可能です。

カウンセリングは、相談者が困りごとや今の気持ちを話し、カウンセラーが拒否することなく、受容的な態度で対応してくれるため、相談者の抱える問題を掘り下げ、解決につながる気づきを探すことができます。カウンセラーが助言や具体的な指導をどの程度行うかは、症状や心理療法の種類によって異なります。相談者自身が自分のことを話していく中で新たな気づきや自己肯定感を得たり、とらわれていた考えから開放されたりするなど、自発的な変化がカウンセリングの目的です。

カウンセラーには厳格な守秘義務があり、たとえ本人の家族であってもカウンセリングで交わされ

た会話を明かすことはありません。
安心してこれまで話せなかったことを話すことができます。

またカウンセリングにはさまざまな種類がありますが、症状に合わせてカウンセリングを受けることが大切です。

例えば、うつ病、社交不安障害、パニック障害、強迫性障害、PTSDなどの場合には、認知行動療法が効果的だと言われています。

カウンセリング効果とは??

●自己肯定感や自信が生まれる

カウンセラーは一切の否定や批判をせずに相談者の話に耳を傾けます。これまで人に話すのがはばかられていたような深い悩みや苦しみを語り、抑えてきた感情を外に出すことで精神的に落ち着くことができます。このような経験を経て、自分の感情や思考を大切にする心が育まれ、自己肯定感や自信につながっていきます。

●自分の考え方の癖や、自覚できなかった意外な長所に気づける

カウンセラーは理解者としてはもちろん、ときに専門家として客観的な分析をしてくれます。違う角度から見た自分を知ることで、これまで気づけなかった自分の側面を知ることができます。

●抱えている問題を整理できる

複雑な状況や感情を一つずつ取り上げて言葉にすることで、自分の考えや気持ちを整理することができます。

●人とうまく付き合うための自分なりの方法を見つけられる

カウンセリングは一対一の対話ですが、相談者の抱える問題は人間関係や社会生活にも影響します。カウンセラーは問題を相談者個人だけのものするのではなく、相談者を取り巻く人々との関係も含めたものとして捉えます。この視点からの支援により、相談者が人とうまく付き合っていく方法を見つけることを目指します。

一人では抱えきれないけれど、周りの人には話しづらいことを解決する手助けとして、カウンセリングは効果を発揮してくれるでしょう。