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薄毛について

薄毛のNEWS&NOW

1.”歳を取ると毛が薄くなる仕組み”を解明した研究が発表される

2016年2月、東京医科歯科大学の研究グループの松村寛行助教授、毛利泰彰特任助教授、西村栄美教授らは【歳をとると毛が薄くなる仕組み】の解明を発表しました。この研究結果、老化によって毛が薄くなる仕組みを解明したもので加齢によるさまざまな疾患への予防、治療に役に立つと考えられています。

今回の研究は加齢した野生型のマウスの薄毛に注目をしマウスの毛包幹細を長期に渡り研究をし、人間の頭皮の加齢の状況、変化と共に解析をしたものです。そもそも毛髪は毛周期を繰り返して毛が再生されていますがその途中で細胞に損傷を与えられたり、毛包幹細胞が衰えて、縮小が進むと毛穴の奥にある「毛包」のコラーゲン(17型コラーゲン)も一緒に分解されて枯渇してしまいます。17型コラーゲンが枯渇してしまうことで毛髪を再生する細胞がフケや垢と皮膚からはがれ落ちてしまうため薄毛が進行してしまうというのです。

アスク、仕組みの画像

また、このことは男性に当てはまると考えられていましたが、女性でも同じように進行するということも分かったそうです。幹細胞を中心とした老化プログラムを制御することが出来れば、薄毛以外の加齢による様々な症状への予防、治療に将来的に役立つと期待されています。

日本人成人男性の薄毛率(大手カツラメーカー調査)

世界的な薄毛率

大手カツラメーカーが行った成人男性薄毛調査データ表によると、日本人の薄毛率は第14位と低いランクに入っていました。世界的に見ると低い方ではありますがアジア人種の中ではトップです。

上位の国(チェコやスペイン等)に共通する点を挙げてみると、油もの、肉類が多い食生活やアルコールの過剰摂取によって肝臓に負担のある生活、アルコールにより質の悪い睡眠生活。この3点はどれも毛髪、頭皮にとって悪影響を与えかねません。

【世界21の国と地域の成人男性薄毛率調査データ表:高薄毛率準】
順位 調査地 薄毛率 薄毛人口 薄毛率・対日本比
チェコ(プラハ) 42.79% 158万人 1.64倍
スペイン(マドリッド) 42.60% 650万人 1.64倍
ドイツ(フランクフルト) 41.24% 1263万人 1.58倍
フランス(パリ) 39.10% 787万人 1.50倍
アメリカ(NY/LA/シカゴ) 39.04% 4027万人 1.50倍
イタリア(ミラノ) 39.01% 874万人 1.50倍
ポーランド(ワルシャワ) 38.84% 505万人 1.49倍
オランダ(アムステルダム) 37.93% 216万人 1.46倍
カナダ(モントリオール) 37.42% 441万人 1.44倍
10 イギリス(ロンドン) 36.03% 760万人 1.38倍
11 ロシア(モスクワ) 33.29% 1623万人 1.28倍
12 オーストラリア(シドニー) 30.39% 208万人 1.17倍
13 メキシコ(メキシコシティ) 28.28% 811万人 1.09倍
14 日本(東京) 26.05% 1293万人
15 中国(香港) 24.68% 61万人 0.95倍
16 シンガポール(シンガポール) 24.06% 41万人 0.92倍
17 タイ(バンコク) 23.53% 476万人 0.90倍
18 マレーシア(クアラルンプール) 22.76% 152万人 0.87倍
19 台湾(台北) 22.59% 175万人 0.87倍
20 韓国(ソウル) 22.59% 175万人 0.87倍
21 中国(上海) 19.04% 8876万人 0.73倍

※大手カツラメーカー「世界の成人男性薄毛率」調査結果より

成人男性薄毛調査データ

大手カツラメーカーが行った調査が1982年から数年おきに実施している成人男性薄毛率調査によると、、第一回目の1982年の薄毛率は15.60%という結果ですが、徐々に薄率は上昇し現在は26%という結果を発表しました。約25年間で11%ほど薄毛率が増加していることがは浮彫にされています。

日本での薄毛率の推移(年度別)
年月 薄毛率
第一回調査 薄毛率:15.60%
第二回調査 薄毛率:18.35%
第三回調査 薄毛率:19.71%
第四回調査 薄毛率:21.08%
第五回調査 薄毛率:23.74%
第六回調査 薄毛率:25.69%
第七回調査 薄毛率:26.05%
第八回調査 薄毛率:26.78%

※大手カツラメーカー「世界の成人男性薄毛率」調査結果より

 

こんな原因が脱毛を引き起こす!?

「薄毛」と一言で言っても、脱毛の仕方も大きく2種類のタイプがあります。またそのタイプによっても特徴や原因があるため、薄毛を抑えるためには根本的な要因を知り対策をすることが大事です。

▼1.頭皮の手入れ不足による頭皮環境の悪化

頭皮環境を整えることは、毛髪を育てるために非常に重要な役割を果たしています。その頭皮環境が悪化すると髪の毛にとってダメージになります。頭皮には皮脂線があるため皮脂が分泌されており、粘度が高い汗の成分で皮膚を覆い守る役割があります。しかし、その皮脂が多いと頭皮の毛穴が詰まり汚れが酸化することで菌が繁殖してしまうため、抜け毛を引き起こしてしまうのです。

▼2.高脂肪・高カロリーの欧米型食生活への偏り

中性脂肪や悪玉コレステロールが身体の中で増加すると頭皮の血流が悪化し毛細血管が詰まります。必要な栄養や酸素が毛母細胞に行き届かなくなるため毛髪が育つ働きが衰えてしまうんです。脂っこい食事や過度なダイエット、寝る直前に食事をすることも薄毛の原因に繋がります。

▼3.コンビニ弁当やテイクアウト食品への偏り

男性の一人暮らしですと食事をコンビニやテイクアウトで済ませがちだと思いますが、そうした食品の多くには腐りにくくするために化学物質が多く含まれています。摂取し過ぎると、何かしら人体に害を与えます。また、髪が育つために必要な良質なたんぱく質が不足するので頭髪には悪影響です。

▼4.自立神経のバランスの崩れと免疫の影響

急な環境の変化や不規則な生活習慣などで知らず知らずのうちにストレスを受けていることがあります。それにより、自律神経のバランスが崩れ副交感神経と交感神経のバランスが乱れ、免疫力が低下し毛母細胞にダメージを与えます。毛母細胞の働きが衰えることで脱毛が引き起こされるのです。

▼5.枕など寝具への配慮の不足

皆さんがいつも使用している枕には菌が繁殖しやすい環境です。枕を洗わずに使用していると、頭部常在菌類(特にカビ菌類)という菌が増殖します。この菌を放っておくと、寝ている間に枕の中から毛穴を通って体内に侵入し、毛母細胞にダメージを与えるため脱毛を引き起こします。

女性と男性の薄毛の違い

薄毛の悩みを持っているのは、男性だけでありません。以前は女性専用の育毛剤などは必要ないとされてきましたが現在では女性のための薄毛対策、薄毛治療等の技術も進んでいます。年齢を重ねると、男女共に頭髪の悩みは増えてきますが、男性と女性を比較すると毛髪が生えてくるメカニズムは違うものになるため、必然的に女性の薄毛の原因も男性とは違うものとなるでしょう。

女性の薄毛の特徴

女性は男性に比べ、遺伝的な影響は少ないので薄毛が改善しやすい傾向があります。

男性は、遺伝的要因の毛根部の細胞が男性ホルモンに弱いということが大きな原因のひとつと言われており、また頭皮が露出するのが特徴です。女性の場合ですと、遺伝的要因、更に加齢によるもの、過度のパーマやカラーリングによる頭皮へのダメージ、ストレス、ダイエットなどの様々な事が複合し、その結果、毛が細くなり地肌が透けて見えるようになってしまうのです。そういった部分が広範囲に広がることでつむじ、分け目が目立ってしまい、薄毛のきっかけとなります。

毛髪の成長を助ける働きがあるエストロゲンが減少すると毛が細くなり、毛穴から生える毛も減少しますが、男性のように頭皮から完全に髪の毛がなくなるというような事はないと言えるでしょう。そのため女性の薄毛対策も男性の薄毛対策とは違うものになります。ただ、先ほども述べたように女性の薄毛の原因は様々ですから、その女性にあった方法で対策をすることが一番の薄毛対策になるのです。

頭皮にしっかり栄養を与えること、バランスの良い食生活、運動を心がけることで毛髪、頭皮にも変化が見られるかと思います。

女性の植毛について

自毛植毛を受けられる患者さんの中に女性も少なくはありません。ただ、女性の薄毛の症状によっては植毛が適しているパターンとそうでないパターンがありますので、大きく三つに分けてご説明したいと思います。

瀰漫性脱毛症(びまんせいだつもうしょう)

瀰漫性脱毛症とは、髪の毛の全体的の量が減る薄毛のことをいいます。瀰漫性脱毛症の方は自毛植毛にはあまり適しているとは言えません。

というのも、瀰漫性脱毛症の方は、髪を移植する部分も既に髪が薄くなってしまっている場合が多いため、移植をしても毛髪が再分化しずらい、という点から自毛植毛には適していないと言われています。その場合は育毛サプリ、薬用シャンプーなどで育毛をしていくという方法をおすすめします。

頭頂部の薄毛(ルードウィッグタイプ)

頭頂部の薄毛が気になる方は男性型脱毛症の髪の毛が薄くなっている状態の方が多いので自毛植毛の効果が期待できると言えます。しかし、ホルモンバランスの問題で薄毛が一時的な場合もあるので、薄毛がまだ始まったばかり…という場合には手術ではなく薬用シャンプーなどを利用して改善していくこともひとつの方法です。

生え際の薄毛(ハミルトンタイプ)

男性のように生え際が薄く広がってきてしまう方には、自毛植毛は適しているかと思います。生え際の薄毛の原因も様々な要因がありますが、日々の生活を見直すことやスタイリング剤の使い方、シャンプーの選び方で改善されることも多いです。

症状によって薄毛対策もそれぞれです。自分に合った薄毛対策を知るために、一度クリニック等でご相談してみては如何でしょうか。

 

子供の薄毛について

“薄毛”の症状は、以前は中年男性の症状だと思われてきましたが現在は、小さな子供から二十代の若い世代や女性まで“薄毛”で悩んでいる方が増えています。子供の薄毛に気が付いた場合は、すぐに対策や対処をすれば早期に治すことが出来る可能性が高いです。

子供が薄毛になる原因にはどのようなものがありどのような対策を取るべきなのでしょうか。

子供の薄毛の原因と改善方法

子供の薄毛には大きく四つ、成長ホルモンの低下、食生活、生活環境、ストレスによる原因があげられます。

▼成長ホルモンの低下

子供の成長過程に必要な睡眠時間は1日8時間以上だと言われています。また、質の良い睡眠を取ることはとても必要です。

この睡眠がきちんと取ることが出来ないと、子供の成長ホルモンの分泌量が減少し、成長を妨げ、頭皮まで頭髪が成長するための栄養が行き届かなくなります。最近では、深夜までゲームをしている子供、テレビにくぎ付けな子供、スマホをしている子供が増えてきたようですが、そういった子供は睡眠不足が原因で自律神経が乱れ、成長ホルモン分泌が減少して薄毛に繋がる可能性があるため、夜型の生活を見直すことが大切です。

▼食事による薄毛

食生活のバランスが偏っていることも、薄毛の原因のひとつだと言われています。毛髪、頭皮は毎日の食生活に大きく影響を受けます。例えば、カップラーメンやお菓子ばかり食べてたり、食事の際には肉類や油ものばかり食べ、野菜は一切取らないような食生活ですと、必要なビタミンが摂取できないため丈夫な毛髪、頭皮は作られません。

ではどんな食事を摂るべきなのでしょうか。中でも、毛髪を作る主成分はたんぱく質と言われていますので、タンパク質を多く含む大豆、納豆や豆乳や亜鉛を含む生牡蠣、そして頭皮環境を整える効果が期待できるビタミン類を多く含んだ緑黄色野菜等を積極的に食事に取り入れるバランスの良い食生活を心がけることがとても大切です。

 ▼頭皮の炎症

頭皮の状態が健康でない場合、シャンプーを見直しをすることをおすすめします。含まれている成分が頭皮に合っていない可能性があります。アミノ酸の低刺激のシャンプーの中で探すことをおすすめします。

 ▼ストレスによる薄毛

子供が抱えているストレスには様々なストレスがあります。

子供が何か悩みになるストレスを抱えていた場合、薄毛に繋がる可能性があります。それは、家庭内のことかもしませんし、家庭外や学校などの親の見えないところでストレスを受けている場合もあります。

ただ、子供は経験が少ないためストレスをストレスだと認識し、解消をすることができないのです。親がそれに気が付いてあげることは簡単なことではありませんが、日々の生活からきちんと子供に目を向けてコミュニケーションを取り、変化に気が付いてあげることが大切です。

ちなみに、大人用の薄毛対策の薬等は子供にとっては刺激の強いものが多いですから、きちんと医師の診断を受けて対策や改善をおすすめします。

子供の植毛について

自毛植毛は、子供でも治療することが出来ます。しかし、自分の髪を移植する訳ですから手術によって子供が受ける肉体的な負担も大きいですし、経済的にも大きな負担になるかもしれません。そういった面を考慮し自毛植毛は最終手段という形で意識しておくことをおすすめします。

*詳しくは、当院にご相談ください。

自毛植毛をせずとも、改善できる点は多いかと思います。まずは生活の改善を目指してみてはいかがでしょうか。