食事では薄毛の劇的な改善というのは望めません。こういうとにべもありませんが、あくまで劇的な改善が見込めないというだけで、まったく効果がないという訳ではないのです。大きく改善したい場合には自毛植毛が一番です。
しかしまだ薄毛の症状が一時的なものか定かではない段階では、手術に踏み切るのは難しいでしょう。そのため、まずは食生活の見直しから考えてみることは合目的的と思われます。
目次
育毛に良い食事とは
高脂血症などの方では頭皮の血流低下があり、たんぱく質や海藻類を多めにとるよう食事の内容を変更することが推奨されています。育毛に必要な栄養としては、たんぱく質は髪の主成分であり重要です。同時にたんぱく質と合せて毛髪の合成を促す亜鉛のサプリメントを摂取するのも良いでしょう。
このほか、コラーゲン(フカヒレ・牛すじ・鶏皮など)、血行促進作用のあるビタミンE(ほうれん草・ブロッコリ・ナッツ類など)、頭皮の健康を保つビタミンA(牛レバー・サツマイモ・ニンジンなど)、血管や頭皮を丈夫にするビタミンC(オレンジ・グレープフルーツ・ピーマンなど)も重要です。
出典 https://brand.taisho.co.jp/contents/riup/detail_349.html
髪の成長は栄養をエネルギーとしています。そのためエネルギー消費が激しく、栄養が不足していれば髪も影響を受けます。けれども髪は無くても生命に関わらないので、栄養配分の優先順位が低く、体の中では一番後に栄養が回ってくる器官と言われています。心臓から一番遠いことも理由の一つです。
育毛のために必要な栄養を髪に行き届かせるためには、十分な栄養補給が欠かせないということが分かります。
タンパク質
たんぱく質は多くのアミノ酸が結合してできたもの。髪の毛の元になる物質です。この髪の元になるアミノ酸には「必須アミノ酸」と呼ばれ、体内で合成出来ないものもあります。この場合、食べ物から摂取する必要があるのです。
たんぱく質には「動物性」と「植物性」の2種類があります。動物性たんぱく質は牛肉、鶏肉、卵 に多く含まれています。植物性たんぱく質は大豆製品(納豆、豆腐) に含まれます。
ビタミンB群
ビタミンB群は、体内に蓄積させられないビタミン。8種類ありますが、その中でも髪の材料となるたんぱく質の代謝をスムーズにするのがB2・B6・ビオチン(B7)になります。
毎日摂取する必要があります。またビタミンB群は互いに助け合うことで機能します。バランス良く摂るのが望ましいといえます。
亜鉛
亜鉛は髪の毛の生成において、タンパク質をケラチンという成分に再構成させる働きを担っています。タンパク質だけをただとっても髪の毛は成長しないのです。ケラチンによって髪の毛は構成されます。
効率的に亜鉛を摂取するためには牡蠣を レモン汁をかけて食べると、かなり効率の良い亜鉛摂取を行うことができます。アワビやタラバガニなどにも多くの亜鉛が含まれています。
それだけではありません。スルメ、牛肩ロース、鳥もも肉、卵などにも多くの亜鉛が含まれています。またゴマ、アーモンド、ソバなどにもそれなりに多く含まれています。ただし、亜鉛の過剰摂取には注意です。腎障害や神経障害になることも。それだけではなくめまいや下痢と深刻な症状も起こしやすくなります。通常の食生活では過剰摂取になる心配は基本的にはありません。他の栄養素とともにバランス良く摂取していきましょう。
激しい運動やアルコールの分解などでも亜鉛は大量に消費されます。これらの行為後は亜鉛をたくさん摂取していきましょう。
まとめ
育毛効果のある食事についてご説明致しました。育毛を意識し、日々の食生活には気を付けるようにしましょう。
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