亜鉛と薄毛はどのような関係があるかご存じでしょうか。
亜鉛は体内で生成されないものです。そのため食物から取り入れる必要がある栄養素です。実は髪の毛を作るためには欠かすことができないミネラルなのですが、多くの人に知られているとは言えません。
亜鉛がもたらす薄毛改善効果等をご説明致します。
目次
亜鉛とは
亜鉛とは、人が健康を維持するために必要な栄養素です。亜鉛は全身の細胞内に存在しています。亜鉛は全身の細胞に存在し、免疫システムが侵入してきた細菌やウイルスを防御するのに役立ちます。タンパク質およびDNA、つまりすべての細胞の中にある遺伝物質を合成するためにも、亜鉛は体に必要です。妊娠中、乳児期および小児期の体は、十分に成長・発達するために亜鉛を必要とします。亜鉛は創傷治癒にも有用で、適正な味覚や臭覚にも重要です。
出典 https://www.ejim.ncgg.go.jp/public/overseas/c03/12.html
亜鉛が人体にとっていかに重要であるかということが分かります。
亜鉛は不足しがち?
亜鉛は偏った生活を送っている現代人にとって、昔と比べると不足しやすい栄養素の一つであると言えます。
コンビニおにぎりとファストフード、カップラーメンしか食べないという方は少なくありませんが、これでは亜鉛の摂取量は著しく不足してしまいます。
以下で詳しく説明します。
亜鉛を含んでいる食材
まずは牡蠣です。 レモン汁などをかけて食べると、より効率の良い亜鉛摂取を行うことができます。実はアワビやタラバガニなどにも多くの亜鉛が含まれています。
また、スルメ、牛肩ロース、豚レバー、鳥もも肉、鶏卵などにも多くの亜鉛が含まれています。植物性の食材ではゴマ、アーモンド、抹茶、ソバなどにも亜鉛が多く含まれています。 これらの食材を調理して吸収率をしっかりあげるようにしましょう。
亜鉛は、ストレスや激しい運動、そしてアルコールの分解などで大量に消費されます。つまりこれらの行為後は多く亜鉛を摂取していくことが重要です。
ただし、亜鉛の過剰摂取には注意が必要です。腎障害や神経障害になったり、めまいや下痢といった深刻な症状を起こしやすくなるからです。通常の食生活では過剰摂取になる心配は基本的にないので、他の食材と上手く組み合わせて、バランス良く摂取していきましょう。
薄毛と亜鉛?
髪の主な材料はタンパク質です。タンパク質不足だと、髪の毛を作る材料がまったくないので薄毛になる傾向があります。ただ、タンパク質だけを取っていれば薄毛を防止できるか。そうではないのです。タンパク質から髪の毛を生成するためには亜鉛の存在が必須です。
亜鉛は人体のさまざまな部位で使用されるのですが、髪の毛の生成において、タンパク質をケラチンという成分に再構成させる働きを担っているのです。ケラチンによって髪の毛は構成されます。つまりタンパク質だけをただとっても髪の毛は成長しないのです。
自毛植毛について
ただ亜鉛を摂ったからといって薄毛の問題がなくなるかといえばそうではありません。即効性はなく、徐々に効果がある場合もあるという程度です。
確実に髪を増やしたいという場合は自毛植毛を選択することをおすすめします。自毛植毛は自分の後頭部や側頭部の髪を採取し、薄毛部分の頭頂部や前頭部に毛乳頭ごと移植する施術です。
髪の毛が生えそろうまでに半年ほど時間がかかる場合もありますが、最終的に多くの場合、自分の髪の毛が定着し、通常の髪の毛同様、抜けても何度でも生え変わるようになります。
まとめ
亜鉛と薄毛についてご説明しました。栄養分はさまざま組み合わせて摂ることが大切です。摂りすぎはよくありませんので、摂取量には注意しましょう。
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