塩分というと体に悪いのでなるべく取りたくないという人が多いです。しかし塩分は過剰摂取こと控えるべきものですが、実は人体にとっては欠かせない物質でもあります。
この塩分は薄毛にも関係があるのでしょうか。
素朴な疑問について解説していきます。
目次
塩分とは
人の身体の中には、常に一定の割合で塩分が含まれています。この塩分が、生命に直結する大切な働きをしています。タンパク質や脂肪が身体を動かすエネルギー源になるのに対して、塩の役割は、体内のいろいろなシステムの働きを守り、維持すること。つまり塩が足りないと、身体のあちこちが故障して働かなくなってしまうわけです。
塩は、私たちの身体の中の血液・消化液・リンパ液などの体液に、イオンの状態で溶けています。そして、細胞の内と外との体液の圧力(浸透圧)を調整し、バランスを一定に保つ働きをしています。実はこのバランスが、食べ物から栄養素を吸収するためにとても重要なのです。どちらに傾いても、栄養を体内に取り込めなくなってしまいます。塩を正しく摂らないと、循環不全、血圧低下、脱水症状、ショック症状や立ちくらみ、むくみなどにつながります。また新陳代謝も衰えるので、お肌にも良くありません。
https://www.nihonkaisui.co.jp/small_customer/learning_salt/health
このように塩分は体にとって欠かせない物質ではあります。しかし、次のように注意点もあります。
リスクには、高血圧、腎機能の低下、骨粗しょう症、胃がんなどが挙げられ、中でも高血圧によって動脈硬化が進行すると、脳卒中や心不全など命に関わる病気を引きおこします。こうしたリスクは生活の質を下げるだけでなく、要介護状態をまねく恐れもあります。脳卒中は半身麻痺や言語障害などの後遺症が残ることもあり、要介護状態になる原因の中で2番目に多いのです
https://myhealth.euglena.jp/products/salt/article/2過剰に塩をとってしまうと、重篤な病の原因になることもあるようです。
CGRP
では薄毛と塩の関係を見ていきましょう。少々難しい話となりますが「CGRP」という物質はご存じでしょうか。これが減る事が、塩分過多による薄毛の原因の一つです。「IGF-1」という別の物質の生成する役割をもっていて、このCGRPが減れば、IGF-1もおのずと減ります。つまるところ塩分を過度に摂取するとCGRPが減ります。そしてIGF-1は髪の毛のヘアサイクルをしっかり補正する働きがあるため、IGF-1が減ってしまうとヘアサイクルが乱れます。髪の毛が伸びずにますます薄毛となってしまう事があるのです。
血行が悪化する
また過度に摂取すると身体の血行をかなり悪化させてしまう事があるのです。なぜかというと塩分は過度に摂取すると、血管が縮まります。そして動脈硬化を誘発するのです。
髪の毛は血液に含まれる栄養素で成長していきます。そのため血行が悪化すると栄養素が上手く髪の毛まで運ばれなくなります。髪の毛の成長を非常に妨げてしまいます。
これが、塩分による薄毛の原因の一つです。
塩分の摂りすぎを防ぐには
ここまで見てきて、塩分の摂りすぎを防止するにはどうしたら良いのでしょうか。
まず単純に塩分を摂り過ぎない様にすること。これが一番重要な対策ですが、じつは日本食には塩分がかなり含まれています。普通に外食するだけでも塩分を意図的に減らすのはこれは非常に難しいものなのです。
水を飲むようにする、運動をして汗をかく、自炊にして塩分をあまり使わない食事をするという対策が考えられます。
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