キノリンイエロー

キノリンイエローとは?

添加物の一種であるタール色素に属する。主に食品や医薬品の着色料として使用されている。黄色203号と呼ばれる場合もある。
日本においては、医薬品や化粧品に関してのみ使用が許可されている。

国内ではある時期から、フィンペシア(フィンペシアはキノリンイエローをコーティングに用いていた)とキノリンイエローの関係が問題視されるようになった。キノリンイエローには発がん性物質が含まれているという噂が広まったためである。

もっとも「フィンペシアを服用していたらがんになりやすくなる」といえるわけではない。実際にがんを発祥する確率が高まるという動かぬ証拠が提示されたことはなく、噂自体も徐々に収束に向かっていった。
しかし、用心するに越したことはない。現在では、キノリンイエローを用いないことをうたい文句にしたフィンペシアが流通している。

▼フィンペシアについてはこちらの記事でも解説しています。
フィンペシア

監修医師

井上 浩一 アスク井上クリニック院長

井上 浩一 アスク井上クリニック院長

経歴

1988年熊本大学医学部卒業
熊本大学医学部付属病院 勤務
1989年某大手美容整形外科クリニック 本院勤務
1998年都内美容外科クリニック 院長就任
2002年植毛クリニック開院
2014年アスク井上クリニック 開院
2022年アスク美容クリニック銀座 開院

学会等実績

日本美容外科学会 / 日本臨床毛髪学会 / 日本頭蓋顎顔面外科学会