植毛とは?治療効果とリスク・副作用

植毛とは様々な薄毛対策のうちの一つで、薄毛のところに毛を植えて治療します。自毛植毛の場合は生着すれば自分の髪と同じ手入れで生活できる治療法です。工業製品の植毛加工というのもありますが、これは薄毛治療とは異なる技術になります。

植毛による薄毛治療に興味を持つ人の中には、手術や高額な治療費とそのリスクが不安という方もいるのではないでしょうか。その植毛について他の治療法の比較と、主な治療効果とリスク・副作用を詳しく解説します。クリニック・医師を選ぶポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

植毛とは?
植毛とは?

1.薄毛治療の植毛は「自毛植毛」「人工毛植毛」の二種類

植毛には自分の毛を移植する「自毛植毛」と、人工毛を移植する「人工毛植毛」の二種類あります。

自毛植毛人工毛植毛
毛の種類後頭部や側頭部など抜けにくい毛を採取ポリエステルやナイロン製
費用ドナーの採取が必要な分高いが、生着後は自毛と同じメンテナンスで済む1回の手術費用は自毛植毛より安いが、定期的なメンテナンスが必要な可能性がある
毛量採取出来る毛量に限りがある希望する毛量を植毛可能
拒絶反応比較的少ない拒絶反応や皮膚トラブルの可能性がある
見た目自毛と同じで自然自毛と異なるので、慎重に人工毛の種類を選択する必要がある
日本皮膚科学会による脱毛症診療ガイドライン B(男性型脱毛症),
C1(女性型脱毛症)
D 人工毛植毛術

出典:日本皮膚科学会、男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

植毛手術でいま主流となっているのは自毛植毛です。拒絶反応が起こりにくく生着後は自毛と同じメンテナンスで済む自毛植毛は、生えてくる髪質も違和感を与えないことから、日本皮膚科学会でB(男性型脱毛症)C1(女性型脱毛症)に推奨されています。植毛には人工毛植毛という選択肢もあるので、まずはそれぞれの治療効果とリスクを解説します。

自毛植毛とはAGAになりにくい自毛を活用する方法

自毛植毛とは後頭部や側頭部などAGAの影響を受けにくい部分から、髪を生み出す毛根細胞を含む皮膚ごと採取しを、薄毛治療する頭頂部やおでこに移植する手術です。

手術の流れについて詳しく説明します。はじめに必要なところに麻酔を行います。その上で後頭部や側頭部などの薄毛になりにくい髪を毛根ごと採取し、植え付けるために株分けをします。次に埋め込むところに埋め込む穴をあけ、穴をあけた頭皮に株を植え込み手術は完了です。その後は生着するのを待ちます。植毛した後は一旦脱毛しますが、おおよそ6ヶ月前後で新しい毛が生えてきます。

植毛した毛根は、AGA(男性型脱毛症)などの影響を受けにくい性質を持っているので、薄くなってしまったところの頭皮でも、自毛植毛した毛根は抜けにくい性質を持っています。

薄毛の原因は様々ですが、男性の脱毛症の多くはAGA(男性型脱毛症)です。
AGAの原因は男性ホルモンの一種DHT(ジヒドロテストステロン)が、毛髪内にある毛母細胞にあるホルモンレセプターと結合し、発毛を抑制する「TGF-β1」を生成することで発症します。
DHTと結びつくホルモンレセプターは、前頭部・頭頂部に多く、側頭部・後頭部は少ないため、AGAの影響を受けにくい側頭部、後頭部の毛髪を、前頭部・頭頂部に植毛するとAGAの影響を受けにくい性質を持ったまま成長します。その結果、AGA治療として自毛植毛は効果的とされています。

またFAGA(女性男性型脱毛症)の治療としても自毛植毛は治療効果が期待できます。

AGA原因

これまで自毛植毛はメスで頭皮を帯状に切除する「FUSS法」(FUT法)が多かったですが、現在の日本ではメスを使わずにドナーとなる毛根細胞を1つずつ採取する「FUE法」が選ばれることが増えています。採取時にメスで切らず済むので、頭皮への負担を軽減できます。

大量の毛を植毛したい場合は、「FUSS法」の方が適しているケースもありますので、クリニックに相談しながら将来の植毛計画も見据えて決めましょう。

人工毛植毛は化学繊維の人工毛を活用した方法

頭皮に人工毛を植毛するので、希望した毛量を植毛できます。また他の箇所が薄くなることはありません。

この説明だけだとメリットが多いと思われますが、人工植毛は日本皮膚科学会のガイドラインにおいて推奨度が低い施術として扱われています。

要因として人工毛を植毛することで、化学繊維を異物とされた時の拒絶反応の懸念や、人工毛により皮膚トラブルを起こすなど、様々な頭皮トラブルが起きる可能性があるからです。ただし適切な医療機関で施術を受けることに関しては禁止されてはいません。

また当然のことながら人工毛は成長しないので、定期的に植毛する必要があります。見た目も自毛になじまないこともあるので、違和感を覚える方もいらっしゃるかもしれません。

 

 

2.自毛植毛の治療効果とリスク

自毛植毛と人工毛植毛の治療効果やリスク・副作用を踏まえて判断すると、人工毛植毛よりも自毛植毛がなぜ推奨されているのかが分かります。

さらに自毛植毛について詳しく治療効果を挙げてみました。自毛植毛にもリスクもありますので、治療効果とリスクをしっかり見極めた上で、薄毛対策方法を選ぶ事をお勧めします。

■自毛植毛の治療効果

自分の髪なので自然

自毛を植毛するので他の髪とも馴染みやすく、自然な仕上がりになります。見た目・手触り感も自毛と同じになります。

手術後に生着さえすれば他の自毛と同じように成長しますので、自然な仕上がりが期待できます。

拒絶反応が起こりにくい

自身の毛組織を移植する自毛植毛は、拒絶反応が起こりにくいのが特徴です。

人工毛植毛はポリエステルなどの人工毛を移植するため、拒絶反応を起こしやすく、感染症を引き起こすこともあります。それら過去の症例・実績を基に自毛植毛が推奨されています。

傷・火傷・レーザー脱毛跡に毛を生やすことも可能

植毛は傷跡などで脱毛してしまったところも治療可能です。

髪が生えなくなった部分に移植し、生着すれば自毛と同じように生えてきます。火傷によって薄毛になった部分も治療できます。
また最近は若い女性が美容する中で、意図せずして脱毛してしまったケースも増えていますが、そういったケースでも自毛植毛で治療可能です。

■自毛植毛のリスク

植毛は薄毛に悩む方にとって魅力的ではありますが、リスクがまったく無いわけではありません。植毛のリスクは主に3つです。

デメリットについてそれぞれ解説していくので、1つずつ見てみましょう。

手術費用が高額

植毛は保険適用外の自由診療にあたるので、全額自己負担で費用が高くなります。

植毛の費用は、移植するグラフト数と施術法によって決まることが多いです。ちなみに
メスを使わずに毛包を採取できるFUE法は、1株あたり950~2000円ほどでできます。

例えば頭頂部の薄毛を治療に750グラフト(髪の毛1500本以上)を植毛するとします。その場合の費用はクリニックよって異なりますが、約71~150万円が掛かります。

髪が生えそろうのに数ヶ月後~半年

ヘアサイクル

植毛した毛は一度脱毛しますが、その後は自毛と同じように新しい髪が生えてきます。

他の自毛と同じようなヘアサイクルで成長期→退行期→休止期→脱毛期の周期で成長していきます。成長期に入れば、そのまま自毛として成長し続けるので安心してください。

自毛植毛に使えるドナー株の本数に限りがある

自毛から植毛出来る株数には限度があります。

自毛植毛で移植できるのは、AGAの影響を受けにくく、薄毛になりにくい後頭部や側頭部に生えている毛です。それらの数には限りがあるので、限られた毛根は計画的に大切に扱う必要があります。

もし大量に植毛したい場合は「FUSS法」(FUT法)の方が向いている術式になりますが、どの術式にするかはクリニックに相談して症状に応じた適切な方法を選んだ方がよいです。

 

3.植毛と「かつら・増毛」「育毛(医薬部外品の育毛剤)」「発毛(内服薬・外用薬)」との違い

薄毛対策は「植毛」の「自毛植毛」「人工毛植毛」以外に、「かつら・増毛」「育毛(医薬部外品の育毛剤)」「発毛(内服薬・外用薬)」あります。

メリットデメリットコスト
自毛植毛生着すれば自分の髪の様に生え続ける。診察が必要で、手術費用は高額な外科手術が必要。手術費用は高いが一度の手術で、生着した髪は生え続けるため、長期的にはコストが抑えられるケースもある
発毛(内服薬・外用薬)ミノシジル(外用薬)、フィナステリド・デュタステリド(内服薬)は医学的に効果が認められている。個人差はあるが頭皮のかゆみや、循環器系の副作用が報告されている。継続利用が必要でその薬代がかかる。
かつら・増毛手軽に薄毛を隠せる薄毛が治療されるものではなく、メンテナンスも必要。買い換えが必要なケースもある。
育毛(医薬部外品の育毛剤)手軽に購入可能で診察も必要ない。効果に個人差がある。継続使用が必要だが低価格。
人工毛植毛自毛より安く毛量も自由に増やして植毛出来る。皮膚トラブルの可能性が報告されている。自毛植毛より1回あたりの手術費用は安いが維持費も掛かるケースもある。

自毛植毛

この中で、自分の毛を増やすという行為の中では効果が分かりやすいのは、植毛の中の自毛植毛です。増毛や育毛とは違い、植毛は医療行為になるので必ず専門医のいるクリニックで受ける必要があります。

発毛(外用薬・内服薬)

外用薬・内服薬による「投薬治療」により、毛髪を抜けにくくして生育を助けることを指します。「発毛」は、同じく投薬治療により、新たに毛髪を生やすことを言います。

AGAクリニックで受ける治療も「投薬治療」が基本になります。定期的に通院して薬をもらう必要がありますが、気軽に始められることがメリットと言えるでしょう。しかし現在の薬学では毛髪を太く強くして、これ以上薄毛が進行しないようにする効果は期待できますが、髪が生える「発毛」までの効果は個人差があります。

増毛・カツラ

増毛は1本1本の髪に人工毛を編み込み、髪全体にボリュームを出します。目に見える効果が得られるので、すぐに薄毛を隠したいときに最適な方法です。

リスクとしては脱毛とともに増毛も抜けるので、継続的なメンテナンスが必要です。

増毛をすることで薄毛の根本的な解決はできませんが、薄毛を隠すことができます。

カツラやウィッグは増毛よりも手軽に簡単に薄毛対策することが出来ます。オーダーメイドのウィッグは費用と時間は掛かりますが、より自然で好みの髪形にすることが出来ます。

育毛(医薬部外品の育毛剤)

育毛剤は、頭皮に栄養を与えたりすることで、頭皮環境を整える効果が期待できます。頭皮環境が整うと健康的な髪が生えやすくなり、抜け毛防止にもつながります。

育毛剤は頭皮環境を整え抜け毛を予防し、髪がしっかり生える効果が期待できます。

それぞれのメリット・デメリットがありますので、症状に合わせた方法を選ぶのが望ましいです。
対策画像3 自毛植毛 内服薬 外用薬

また自毛植毛の後の生着率を高めたり、治療を早めるために外用薬・内服薬による「投薬治療」を行うこともあります。最適な治療を組み合わせたクリニックを選ぶと、治療後のアフターケアも安心です。

 

4.植毛でよくあるQ&A

Q1.植毛の手術が怖い

A1.手術前に麻酔し寝ている間に手術などするので、手術中の痛みを抑えることはできます。ただし麻酔を使用できない方もいるので、医師に事前に相談するようにしましょう。

麻酔が切れた後は鈍い痛みや腫れといった症状が出る場合もあります。術後に処方される痛み止めで緩和できます。

Q2.植毛した毛はちゃんと成長するの?

A2.一般的に植毛し生着した髪の寿命は、他の自分の髪の毛と変わらないです。

そもそも移植するドナーはAGAの影響を受けにくい後頭部や側頭部から採取します。つまり、植毛した部分の髪もまた、AGAの影響を受けにくい性質を持っているのです。

ドナーが生着すれば、植毛した毛はヘアサイクルを繰り返しながら他の髪とともに成長します。生着した後は、半永久的に生え変わりを続けるので、薄毛の悩みは改善が期待できます。ただし生着しなかった毛は成長しないため抜け落ちてしまいます。

Q3.男性・女性の植毛の違いは?

A3.性別によって植毛のやり方に違いはありません。男性も女性も同じように植毛手術が行われます。

しかし女性の薄毛の原因は、男性よりも少し複雑です。

男性の薄毛の原因の多くはAGAでおでこや頭頂部から薄くなり、植毛する箇所が分かりやすいですが、女性は1本1本の毛が細くなり、全体的にボリュームが少なくなったことで薄くなったと感じます。そのため、植毛だけでなく、外用剤からの治療と併せて最適な治療を医師に相談する必要があります。

また男性と女性では生え際の産毛がある方が自然など、違いがありますのでそこも考慮しているクリニックを選ぶ事もポイントです。

女性が植毛するケースは少なくありませんが、男性よりも慎重に判断する必要があります。
もちろん女性にもFAGA(女性男性型脱毛症)や怪我・火傷治療がございますので、その場合は自毛植毛で治療しやすい症状になります。

 

5.自毛植毛の術式

FUSS法(FUT法・ストリップ法)

主に後頭部から、ドナーとなる複数の毛根細胞を含む皮膚をまとめて採取、その後1つ1つのドナーにメスで切り分けていきます。一度に多くの毛根細胞を採取できるため、医師の施術時間を短縮できるため、FUE法
よりも手術費用は安いです。

FUE(ダイレクト法)

筒状の植毛用パンチを使い、毛根細胞を含む皮膚ごと採取を行います。AGAの影響を受けにくい後頭部から毛根細胞を含む皮膚ごと採取を1つ1つ選んで採取できるのが特徴です。髪を刈り上げないで行えるクリニックもあるので、傷跡も目立ちにくくなります。FUSS法に比べて大量の植毛施術には向かない術式されています。

ハイブリッド植毛

「FUSS法」「FUE法」の良いところを組み合わせたハイブリッド植毛など、クリニックや術式に特徴がありますので、それらを比較した上で決めることをお勧めします。
両方の術式の実績がある医師は限られますので、良いところを組み合わせた施術を希望する場合は、カウンセリングの時にクリニックに確認しておく必要があります。

科学的根拠に基づいたデザイン

植毛ロボット

術式ではないですが最近の自毛植毛の選択肢として、植毛ロボットを活用する方法が挙げられます。従来は医療従事者が各工程を行っていましたが、ドナーの採取などを行う植毛ロボットが開発されています。
ロボット植毛を行うメリットとしては、ドナーの採取など対応している工程に関して医師の技術の差が出にくい点があげられます。デメリットとしては側頭部からの採取や、植え込む工程は医師になるなど、対応していない工程は熟練の医師の技術が必要になります。

薄毛の進行によっては、さらにもっと範囲を広げて植毛したいと考えられる方もいるかもしれません。しかし限度を超えて移植することはできないので、ドナー株をロスしないためにも、医師やクリニックの実績を確認して、実績のある植毛専門クリニックを選びましょう。

 

6.植毛クリニックを選ぶポイント

植毛は医療行為のため、クリニック選びも重要です。高額な費用が掛かり手術を行いますので、信頼できるドクターに相談したいと考える方も少なくないのではないでしょうか。

安心して相談できるクリニックを選ぶためのポイントは、「医師・看護師の経験値とクリニックの実績」「カウンセリング」の2つです。この2つのポイントにおいて、信頼に値するクリニック、ドクターを選びましょう。

必ずカウンセリングを受ける

「医師の実績」と「クリニックの症例」の内容を確認してクリニックを選んだら、必ずカウンセリングを受けましょう。クリニックによっては、カウンセリングで薄毛の症状や予算に合わせた施術方法の提案を受けられるところもあります。

また多くのクリニックはカウンセリング無料ですが、アフターケアと併せてどのぐらい費用が掛かるかも事前に確認しましょう。

複数のクリニックでカウンセリングを受け、カウンセリング内容や治療内容が納得できるクリニックを選ぶことが重要です。治療は長期に及ぶ可能性があるため、医師やカウンセラーとの話しやすさも大切になります。

どのくらい植毛の経験があるのか調べる

クリニックの開業歴や、ホームページなどで公表されている医師の経歴、症例、実績などを調べることがおすすめです。自毛植毛は高度な技術と経験が重要なので、多くの実績を持っている医師を選ぶと安心です。

  • 医師の学歴
  • 医師の経歴(在籍したクリニックや病院など)
  • クリニックの症例・実績

以上について確認をして、慎重にクリニックを選ぶ事をお勧めします。

アスク井上クリニック院長

井上 浩一
井上 浩一 アスク井上クリニック院長

熊本大学医学部卒業
熊本大学医学部付属病院 勤務
某大手植毛クリニック 院長就任
アスク井上クリニック 開院
>>ドクター詳細

男性 / 前頭部と頭頂部 / 2,400グラフト / 2,051,500円(税込)

手術前術後7か月経過
症例写真術前16症例写真術後16

女性 / 前頭部 / 800グラフト / 819,500円(税込)

手術前術後8か月経過
手術前 女性 / 前頭部 / 800グラフト / 819,500円(税込)術後8か月経過 女性 / 前頭部 / 800グラフト / 819,500円(税込)

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植毛治療は他の薄毛治療と併せて自分に合った方法を探そう

薄毛治療には「自毛植毛」「人工毛植毛」以外に、「かつら・増毛」「育毛(医薬部外品の育毛剤)」「発毛(内服薬・外用薬)」などがあり、それぞれに治療効果とリスク・副作用があります。

植毛治療に興味がある場合は、安全性の高さや仕上がりの良さを考えるなら自毛植毛が優位に立ちますが、最終的に決めるのは自分自身です。それぞれの治療効果とリスク・副作用を理解したうえで医師と相談して決めるようにしましょう。

 

薄毛治療は早いほうがいい理由

本人も気づかないスピードで薄毛は進行していきます。そして多くの方が早めに治療しなかったことに多かれ少なかれ後悔いたします。そして薄毛治療もすっかり進んでしまった後では、進行前と比べると対策するために時間も費用もかかります。

薄毛治療が遅くなった場合

薄毛の症状にもよりますが、薄毛の治療が遅くて得をするということはほとんどないといっていいでしょう。自毛植毛であれば、自分の髪の毛のドナーがその分減ってしまい、必要十分な量の植毛ができなくなる恐れがあります。

投薬治療でも、薄毛が進行しきってから始めるのと、そうでないのとでは雲泥の差があります。だけがどうみても薄毛という状態になってから治療を行っても、自分が満足する量まで回復することが困難となるからです。

時期が大事

かといって薄毛治療の時期が早い方がいいにこしたことはありませんが、薄毛が始まる前から薄毛治療をしたほうがいいかというと必ずしもそうとはいえません。早すぎても良いとはいえないのです。何故かというと仮に自分の父親が薄毛だったとして、必ずしも自分自身が薄毛になるとは年月が経たなければ確実には分からないからです。

薄毛ではないのに薄毛治療の投薬治療などをはじめてしまうと、必要以上に心臓や血管に悪影響を与えてしまうということも考えられます。もちろん、薄毛治療が確実に心臓や血管にダメージを与えるという話ではありません。薬にはほぼ全て副作用があり、可能性は高くはありませんが薄毛ではないのに薬を服用することで副作用が発症してしまうと困りものです。

かといって先述したように遅すぎるのも困ります。遅いことで考えられることは、具体的には、効果が出ても薄毛改善を実感しにくいことと、費用が多く掛かることなどです。髪の毛がほぼななるまで薄毛を放置し、そこから薄毛治療をした場合、自分が満足するレベルまで改善するかどうかは未知数ですし、仮に改善するまでの時間もかかります。

そのため、遅すぎず早すぎず、薄毛になってきたなと自覚した段階で薄毛治療を始めるのが良いタイミングといえるでしょう。

 

髪の細胞について

髪の毛は毛母細胞といって、毛乳頭周辺にある細胞組織が分裂すると作られます。そして人間の細胞が分裂できる回数は40回ほどと決まっています。 毛母細胞は細胞分裂を終えると、そのまま寿命を迎えます。つまり分裂を行わなくなるため頭皮から頭髪が生えなくなってしまいます。

この回数を少ない。そう感じるかもしれません。けれどもヘアサイクルの周期は大体2年から6年。どんなに短くても毛母細胞が80年は持つことになります。 AGAを発症している男性のヘアサイクルはなんとひどいと半年ととても短い期間になってしまいます。細胞分裂できる回数が40回だと仮定すると、たった20年で寿命を迎えることになってしまうのです。 そのため、毛母細胞の分裂できる残り回数が多いときに薄毛治療を始めた方が良いとされています。

 

自毛植毛のクリニック選びのポイント

カウセリング時にどういう術式なのか、なぜそのような方法を採用されているのかについて知っておくと良いでしょう。わからないことは質問しましょう。その質問に真摯に対応しないクリニックは、施術を任せないほうがよいかもしれません、
自毛植毛は技術力によって大きな差が生まれます。安価な治療でもないので信頼できるクリニックを見極めたいところです。おすすめは症例をきちんと見せてくれるかというポイントを見ることです。自身が受けたい手術と似たようなことをやっていて実績のあるクリニックであればそれなりに安心できると思います。
とにもかくにも、質問に真摯に答えてくれる、説明が明確で丁寧なクリニックを選ぶという医療機関選びの基本を抑えておくと、比較的希望する結果を得られやすくなるように感じます。

 

まとめ

薄毛治療はいつでも始めることができます。しかしいつまでも後回しにしていいわけではありません。自分の薄毛状態を見極めながら、症状が悪化する前に自毛植毛クリニック等にご相談しましょう。財布事情を考慮したおすすめの術式や、手術の価格などのおおよその見積も出してくれます。
多くのクリニックは電話での相談も受け付けていますので、まずはご連絡してみるのも良いかと思います。

薄毛でも洗髪は大事な理由

薄毛が進行してくると、自分の容姿に対して手入れを怠る人が増えてきます。特に髪が少なくなったことから髪の洗い方が雑になる人が多いのですが、その習慣を維持してもよろしいのでしょうか。

髪が長い方、つまり女性の方ほどリンスのほかにトリートメントをするなど、髪のケアを重視している方が多いと思います。対して髪を短くしがちな男性は人によってはシャンプーすらせず、水で洗うだけでいいという方も、極端ですがいらっしゃるのも事実です。

薄毛になると髪のケアを怠る理由としては、色々なものが考えられますが、偏に、面倒くさくなったというのが多い理由かと思われます。髪のケアはそれ自体は大変なことではありませんが、継続して毎日行うとなると、これはなかなか面倒です。自分の中である程度確固たる信念や理由づけができていなければ、続けていくことは困難です。

しかし薄毛になったからといって、洗髪を簡略化したり、怠ってもいいのでしょうか。こちらを説明していきます。

洗髪は大切

まずはじめに、洗髪は決して怠っていいものではありません。これは薄毛だから、薄毛でないからという理由で決めていいものではありません。薄毛であっても残っている髪の毛はしっかりと洗って汚れを落とし、できる限りトリートメントなどを使用しケアすることが求められます。ただ男性の方であればケアは絶対にしなければならないかというとそういうわけでもありません。男性の方は女性と比べて髪の毛が短くされる方が多いので、傷んだ髪の毛も比較的早いサイクルで切ることになります。

そのためケアをしすぎる必要はありませんが、最低限髪の毛をシャンプーで洗うことは必須ということになります。

シャンプーの手順

はじめにブラッシングを丁寧に行いましょう。髪にこびりついたほこりやごみをしっかりと取り除きます。 皮脂の汚れを浮かせて、落ちやすくするためです。 髪が濡れた状態でブラッシングをすると、髪の毛が傷んでしまうので行わないようにしましょう。

実は頭皮の汚れは、ぬるま湯で流すだけで大半が落ちると言われます。 ある程度落とすとシャンプーがなじみやすくなるのです。

シャンプーをそのまま髪の毛に乗せるという行為は頭皮に負担となっています。必ず手で泡だててからしっかり髪の毛に乗せるようにしましょう。そして 髪の毛だけでなく、頭皮も生え際からこめかみ、頭のてっぺん、耳の後ろまで丁寧に洗いましょう。 なるべく指の腹で優しく洗うことが大切です。

丁寧に洗う

頭全体を洗い終わると、シャンプーが残らないよう丁寧に流します。 すすぎ残しがあるとだめな理由は、シャンプーの成分が毛穴に入り込み、毛穴を詰まらせることもありうるからです。これは血行不良や皮脂の過剰分泌の原因になります。すすぎは入念に行いましょう。

トリートメントも大切です。 毛先にトリートメントをつけ、全体になじませます。 もちろんすすぎはしっかり行いましょう。

ドライヤーの使い方

しっかりタオルドライをしてなるべく早くドライヤーをかけます。なぜかというと自然乾燥では髪の毛の水分も一緒に蒸発してしまいます。つまりパサつきがかなり気になりやすくなるのです。 髪の毛がかなり短い人も、当然ですがドライヤーをしっかり当てるようにするべきです。 頭から10cmから15cmほど離れたところからちゃんと当てます。そして髪の毛があまり熱くなりすぎないようにします。 最後に冷風を当てましょう。

まとめ

薄毛の方でも髪をきちんと洗う必要がある理由が分かったと思います。ケアをしすぎる必要はありませんが、最低限シャンプーでしっかり洗いケアするようにしましょう。それをするとしないとでは大きな差になります。

頭髪の生育にあまり良くない食べ物

薄毛が気になるという方の中でも食生活を疎かにしているタイプの方がいます。確かに食生活が褒められるべきものではないからといって直ちに薄毛になるということはあまりありません。しかし、適当な食生活が常態化し、栄養がしっかりと頭皮に運ばれていないとなると栄養不足が原因の薄毛になりかねません。

それだけではありません。栄養をきちんと接種していないと頭髪の生育にも影響が出てしまいます。

頭髪に良いものばかりを食べたから薄毛にならないかというと、そういうことはありませんが、栄養価の高い食べ物を食べる習慣は普段から意識しておくべきだと思います。バランスの良い栄養をとると、骨を丈夫にする、肌にはりが出るなどはもちろん、髪をきちんと成長させ、濃く太くすることにつながります。

頭髪に良い食べ物、あまりすすめられない食べ物などをご説明します。

頭髪の生育について

髪は、1日に約0.3ミリ、1カ月で約1センチ、1年で約15センチ、約4~6年間伸びます。

髪はずっと伸び続けるのではなく、一定の期間を経ると自然に抜け落ち、抜け落ちたところからまた新しい髪が生えます。1本の毛髪が成長しはじめてから抜け落ちるまでの周期をヘアサイクルといいます。

https://www.kao.com/jp/haircare/hair/1-2/

人の髪は1本ずつヘアサイクルの期間が異なります。つまり髪の生育に悪いものを食べたからといって、すぐさま薄毛になるということは考えにくいでしょう。しかしこれはボディーブローのように徐々に自分の頭髪に悪影響を与えるということは知っておくべきでしょう。

また髪が抜ける=不摂生ではありません。髪には休止期があり、誰でも髪が自然に抜け落ちるときがあるのです。

 

 

頭髪に良くない食べ物

頭髪によくない食べ物は確かにあります。代表的なものは油っこい食べ物です。つまり揚げ物が好きでよく食べている人は要注意です。それはなぜでしょうか。 油は代謝を下げるだけでなく、毛穴の厄介な詰まりの原因にもなります。

そしてもちろん糖分の摂りすぎも禁物。 毛髪への栄養供給が鈍くなるからです。また栄養バランスが悪いとされているジャンクやファストフード、そして炭酸飲料やアルコールなども控えるようにしましょう。髪の毛に悪い食べ物を食べ続けていると、髪だけでなく体のいたるところから異常をきたす可能性があります。 しっかり髪の毛に良い食べ物を積極的に摂り、髪の毛に悪い食べ物はなるべく避けることを心がけましょう。

頭髪に良いといわれている食べ物

頭髪にいい食べものを食べたから薄毛が改善するわけではありませんが、一般的に頭髪や頭皮に良いと言われている食べ物もご紹介します。

髪の毛の主な成分はたんぱく質です。このたんぱく質を多く含む食べ物が、健康な髪を育てる、このことに役立ちます。 肉や魚もかなりたんぱく質を多く含んでいます。しかし薄毛の方の場合は動物性のたんぱく質よりも植物性のたんぱく質がおすすめです。 特に大豆製品は抜け毛対策になり、たんぱく質を多く含む食品です。ミネラル類も大切で海藻類も摂りましょう。とてもバランスのいい食材なので、こちらも積極的に食事に取り入れて損はないでしょう。

大豆製品の中でも豆腐や豆乳はもちろんですが、特に納豆はおすすめです。納豆には大豆イソフラボンのほかに亜鉛も含まれています。 亜鉛も薄毛の原因となる酵素5αリダクターゼを抑制するのではないかと言われています。亜鉛はカキやしじみ、ゴマ、チーズにも多く含まれています。

緑茶に含まれる「カテキン」も5αリダクターゼの抑制に効果的と言われています。ビタミンCは毛包幹細胞を維持するコラーゲンの生成をサポートすると言われています。そして老化の原因となる活性酸素から細胞や組織を守る抗酸化作用があるとも。ビタミンCの効果を高めるため、ビタミンEと併せて摂取しましょう。ビタミンEは活性酸素から体を守る働きがあると言われています。さらに毛細血管を広げて血流を改善する効果も期待できます。髪の毛の生成に必要な栄養が頭皮まで行き届きやすくなるようサポートする働きがあります。

まとめ

繰り返しになりますが、必ずしも頭髪に悪い食べ物を食べたからといって、薄毛になるとはいえません。しかし人によってはそれが薄毛になったことと無縁ではなかったという人もいます。薄毛の有無にかかわらず、不摂生は体を壊すことに直接的につながります。

薄毛に効くなどのうたい文句を過度に過信せず、バランスの良い食事を摂るようにしましょう。

 

 

 

薄毛と運動不足

運動は健康に良いと言われ、多くの人が時間を見つけては運動に励んでいます。特に今年は東京オリンピックが開催されていますので、コロナ禍ではありますが多くの人が運動に関心を持っております。日本は大会途中の現在でも過去最多の金メダル数を獲得しており、金メダル2つも獲った新種目のスケートボードなどをはじめ、国民の運動に対する関心がさらに高まると予想されます。

しかしこれに待ったをかけているのは新型コロナウイルスです。政府はウイルスの感染拡大を防ぐため、東京都などの大都市を中心に4度目の緊急事態宣言を発令しました。宣言発令と同時に国民には広く不要不急の外出を促しています。企業には積極的なテレワーク実施も求めています。しかしながら医療機関はもちろん、対面が必要な職種は一部は可能としても全業務をテレワークに移行することはできません。ただ、当院もそうですが、多くのクリニック、企業は感染防止対策を徹底しています。街中を見渡していてもほとんどの人がマスクを着用しており、国民としてはやれるだけの感染防止対策は既に行っているという人が多いと思います。

それでもコロナ禍が終わる気配が見えません。これはインドで流行ったデルタ株と呼ばれている新型コロナウイルスの影響と言われています。これでは自由に外に出て運動に励むというのは難しい状況です。

多くの方が運動不足に陥っています。薄毛と運動不足も関係あるのでしょうか。こちらについてご説明致します。

運動不足について

運動不足であると体力や全身持久力が低下し、身体活動量が減少します。身体活動量の減少はさらに体力や全身持久力の低下、筋力や筋持久力の低下も招きます。

筋力が低下すると立つ、歩くなどの移動能力が低下し、仕事や家事に励む、外出や趣味を楽しむなどの活動機会が減少して生活の質が低下します。家に閉じこもりがちとなると気持ち的にもふさぎ込みやすくなります。

運動不足は、耐糖能異常、脂質異常、高血圧、肥満などの生活習慣病の発症リスクを増大させ、心筋梗塞や脳卒中などの命の危険のある疾患にもかかりやすくなり、死亡リスクをも増大させます。

https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/kenkou-undou/undou-sibou.html

このように運動は健康にとても大切なことが分かります。運動をすることがメリットになるというより、しないことがデメリットになると考えたほうが良さそうです。

特別な理由がある場合を除いて、人類はみな運動することが推奨されていると考えてもいいと思います。

運動と薄毛について

しかし運動と薄毛は密接に関わっているかというと、それを決めつけることはできません。分かりやすくご説明すると、運動不足により薄毛を悪化させる人もいれば、特に関係なく薄毛が進行していく人もいるというのが丁寧な説明となります。

CTEのようにストレス等が原因と言われている薄毛はその根本的原因が解消されると薄毛が改善することがあります。この場合、運動をし心身ともにすっきりさせることで、リラックス効果を得ることができます。

運動をすることで、人によりますが肥満も、ほとんどの人は解消に向かうと思われます。

 

効果的な運動について

こちらも個人差がありますが、普段から運動習慣がない方は、筋力トレーニングなどの無酸素運動より有酸素運動から取り掛かることが推奨されます。

有酸素運動は新陳代謝を上げ血行を促進し、脂肪を効率良く燃やす効果があります。いきなり10キロ走るなどの目標では続かないので、500メートル走るなどでいいので軽めの運動を継続していくことをおすすめします。

 

 

薄毛の方の帽子の着用方法

頭髪が薄くなってくると、どうしてもそれを隠したくなってしまう人が多いと思います。自毛植毛をすぐにできればそれが一番いいのですが、最近は自宅勤務などが増えた影響で植毛クリニックの予約も数カ月待ちということがざらにあります。

かといってカツラとなるとこれまた費用が高額で作成の手間もかかります。薄毛を隠すもので一番手軽なのが帽子です。しかし帽子もかぶり方を間違えると、薄毛を悪化させる可能性が0ではありません。

被り方はもちろん、どの帽子を選ぶかも重要だったりします。ここでは帽子の選び方についてご説明致します。

帽子のメリット

薄毛の方にとって帽子の一番のメリットは手軽に薄毛を隠せることと思いがちですが、そうではありません。帽子のメリットは紫外線から髪の毛を守ることができることです。

髪の毛にはキューティクルという保湿成分がありますが、紫外線はこのキューティクルを破壊します。キューティクルが無くなると髪の毛に潤いがなくなります。そしてパサパサになるのです。パサパサになった髪の毛は抜け易くなります。

紫外線から頭皮を守ることが大切な理由です。

外出時は帽子を被ることで紫外線から頭皮や頭髪を守ることにつながります。

そしてもう一つ。これは多くの方の予想通りだと思いますが、薄毛を手軽に隠せることです。当たり前のようではありますが、最も違和感なく薄毛を隠す方法としてはこれよりもベストな選択肢はほとんどありません。

屋外であれば帽子を被っていても、不自然ということはありません。またふいに強い風が吹いて帽子が飛ばされたとしても、かつらが飛ぶよりかははるかにましです。

帽子のデメリット

帽子はデメリットよりもメリットが大きいですが、被り方を間違えると薄毛を進行させることもあります。

最も気を付けたいのは通気性の悪い帽子を長時間被ることです。帽子を長く被ると、通気性が悪くなり内部が蒸れます。皮脂が毛穴に詰まると、炎症が起き、養分が十分に行き渡らず、薄毛の原因となりえます。雑菌が繁殖する原因にもなります。

また頭皮の圧迫という点も気を付けたいところです。風で飛ばされたくないからといって頭皮を強く締め付けるようにして帽子を被ると、栄養が十分に行きわたらなくなる可能性も考えられます。これは通常の被り方をしていれば大丈夫ですので、過度に心配しすぎる必要はありません。

さらにいつでもどんなときでも帽子を被れるわけではないというのも地味にデメリットといえるでしょう。屋内での式典や事務仕事などは帽子を被りながらというのはやはり具合が悪いです。

日本では屋内は帽子を外すものという暗黙のルールがあります。そのためいつでもどんなときでも帽子を被り続けて薄毛をごまかすというのは難しいものがあります。

薄毛の人の帽子の選び方について

何よりも大事なのは通気性です。特に薄毛の方は通気性の悪い帽子は選ばないようにしましょう。あまり多くはありませんが、かっこよくて安いという理由で合皮の帽子等を選ぶのはやめたほうがいいでしょう。

おすすめはアウトドア用の帽子やメッシュ素材の野球帽です。これらの帽子は快適なうえに通気性がいいので、風を良く通します。室内で長時間被るなどでなければ多くの人におすすめできる帽子です。

まとめ

帽子の選び方をご紹介しました。薄毛を隠すために帽子を被ることは悪くないのですが、変な帽子を選んだり、被り方を間違えると、ほとんどないことではありますが、薄毛を悪化させかねません。

そしてこまめに洗濯し、清潔に保つということを忘れないようにしましょう。帽子の選び方や使い方を見直すと、悪いと言われている点はほとんど解消することが出来るのです。