薄毛が目立ってきたとき、多くの人は我を忘れます。まさか自分がと思うようになり、次第に現実逃避をするようになります。朝起きたらいつも見ていた鏡を見なくなったり、ガラス越しに写る自分の姿から目を背けたりなどです。
しかしこれはあまりよくありません。こうやって薄毛から目を背け続けるとただただ薄毛が進行してしまうからです。「自分は髪などなくてもいい」と固い決心をお持ちの方ならそれでもいいでしょう。しかし多くの人は違うはずです。
薄毛のタイプによっては外国人俳優のようにかえってダンディーさが引き立つという方もいらっしゃいます。しかしこれは日本人もしくは黄色人種では非常に少ないと言わざるをえません。薄毛を自身のメリットとして生かせる人が少ないのです。ほとんどの人は薄毛が見た目でプラスになることはないと、私がここで言うよりも先に気付いていることでしょう。事実、薄毛の方はそうでない方よりも見た目が老けて見えたり、頼りなく見えたりします。薄毛のタイプによっては高圧的な印象を相手に与えてしまう方も少なくありません。やはり可能ならば髪の毛は生えていることにこしたことはないというのが大勢の方が思っていることではないでしょうか。
この多くの人を苦悩の日々へと追いやる薄毛。皆さんはもしかして誤解している部分ばないでしょうか。薄毛に関する情報はインターネットをのぞけばたくさんありますが、なかには間違っている知識が広まっているケースもあり危機感を募らせています。
目次
薄毛の主な原因
遺伝
大体、薄毛は遺伝すると一般的によくいわれていますが、実はこれは薄毛になりやすいという体質が遺伝するという意味なのです。よく誤解されている代表例です。つまり、薄毛そのものが遺伝するわけではないということです。
遺伝という意味で非常に大きな影響を与えているもの。これは男性ホルモンの一種のテストステロンというものです。 テストステロンは実は毛乳頭などにひっそりと潜んでいる「5αリダクターゼ」という因子と結びつき「ジヒドロテストステロン」というホルモンに変質してしまいます。
もうお分かりかと思いますが、変質したジヒドロテストステロンがなんと発毛を阻害するのです。そして無慈悲なことに男性の中にはテストステロンが変質しやすい体質の人、そうでもない体質の人がいるのです。
皮脂の過剰な分泌
皮脂は体を守ってくれるバリアのような作用をしていることをご存じでしょうか。皮脂が過剰に分泌されると毛根に詰まります。そしてこれが髪の毛の成長をかなり邪魔してしまうのです。皮脂が酸化して毛根の細胞をかなり弱らせてしまうことで、薄毛を引き起こすのです。
血行不良
これら毛母細胞は、毛細血管に流れている血液から栄養分を摂取しているのです。つまり血管が縮んだり血流が非常に悪くなったりし、毛母細胞にきちんと栄養分が行き渡らなくなる、こうなると健康な頭皮や髪を全然維持できなくなり、残念ながら抜け毛や薄毛の原因となってしまいます。
ストレス
ストレスは自律神経に悪影響を及ぼすことが分かっています。そして血行不良を引き起こします。さらにその人を睡眠不足にもさせるのです。 髪の生成は睡眠中にかなり活発になります。このように髪をそれなりに維持するには質の良い睡眠が必要です。
薄毛原因の真偽について
煙草は薄毛の原因になるか
なります。
ニコチンは毛細血管を収縮させます。そして栄養分を十分に運べなくします。
白髪があると薄毛にならない
嘘です。
白髪はただ単に色素細胞の力が無くなると起こる現象です。薄毛とはほとんど関係がありません。
まとめ
わずかでも薄毛の原因についての誤解が解けたでしょうか。クリニックの医師などにまずは相談することが大事です。
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