毛穴

毛穴とは??

体毛以外にも皮脂腺や汗腺が存在する毛穴

毛穴トラブルは体質や生活習慣、スキンケアなど多くの影響を受ける

顔と体の毛穴は種類が違う?いずれも人体にとっては必要な存在

「毛穴」と言えば毛が生えるところなのですが、毛穴の役割や構造はもっと複数です。
毛穴は単純に体毛を生やすだけでなく、多くの大切な役目を果たしています。

毛穴がもたらす皮膚への影響

毛穴から皮脂が分泌されることはご存知の方も多いでしょう。

これは、毛穴の内部にある皮脂腺から分泌されています。

毛穴から出てくる皮脂は厄介者扱いされやすいのですが、本当は皮膚を保護する大事な存在。

皮脂があるからこそ肌の潤いが保たれ、外的刺激からも守ってくれます。

皮膚に存在する毛包は、毛乳頭などを包むように大きく窪んでいます。

この窪みの出口が、私たちが毛穴と呼んでいる部分。

目に見えない毛穴の内部には、毛の元になる細胞や皮脂を出す皮脂腺、汗を分泌する汗腺なども存在しているのです。

また、頬の毛穴が目立ってしまう原因は、実はたるみです。毛穴とひとくくりにしてしまいがちですが、鼻の毛穴と頬の毛穴が目立つ原因は全く別物なのです。

鼻の毛穴が目立ってしまう原因は、皮脂の過剰分泌です。皮脂が過剰に分泌したことで、毛穴に角

栓が詰まり、角栓がどんどん大きくなることで、毛穴が目立つようになります。さらに角栓が空気

に触れることで酸化を起こし、黒ずみが目立つようにもなります。もともと鼻周りは皮脂の分泌が

多い場所なので、毛穴が目立ちやすくなります。

毛穴はトラブルを起こしやすい

毛穴に対しては、なんとなくマイナスイメージが多いのでは?これは肌トラブルの多くが、毛穴やその周囲で起きる現象と関係しているためでしょう。

代表的な肌荒れである“ニキビ”も、毛穴のトラブルなのです。

毛穴のトラブルはなぜ起きるのか。

多くの理由は毛穴が詰まることと、なんらかの理由で皮脂分泌が盛んになることですね。

毛穴詰まりの原因は様々ですが、主な正体は異常角栓。

古い角質と皮脂が混ざり合って毛穴の出口を塞ぎ、それが酸化したり内部で皮脂が溜まることがトラブルの引き金です。

皮脂腺の発達や皮脂量は、体質や食生活、スキンケア等の影響を受けます。

中でも男性ホルモンの働きは重要視すべき。

男性ホルモンには皮脂を多く出す作用があり、女性であっても存在しているのです。

皮脂過剰になると毛穴が開きやすくなる、毛穴が詰まった時に内部で皮脂が溜まりやすいなどのトラブルに繋がるでしょう。

パーツによって異なる毛穴

体の部位によっては、特定の毛穴が多い、少ないといった違いがあります。

毛穴の種類により皮脂量や毛の特徴など微妙に性質が異なるので、パーツによって毛の量や太さ、皮脂量が違うのです。

また、体の部位によって皮膚の厚さも違うため、それぞれに応じたケアが必要となります。

毛穴は人体に必須の器官!正しい毛穴ケアが美肌に繋がる

毛穴は人体の健康維持においてなくてはならない。

その一方で、ケアを疎かにしたり自己流で間違ったケアを続ければ状態が悪化します。

毛穴の健康は美肌の絶対条件といっても過言ではありません。

毛穴が本来の役目を果たせる、そんなスキンケアを目指す必要がありますね。

局所麻酔

局所麻酔とは?

苦痛を伴う医療行為(手術がその代表格といえる)を実施する前に、専用の麻酔薬を投与する処置法。
患者の負担を取り除くことや、正確でリスクのない医療を実現することを主な目的とする。
手術を行う部位に限定して投与するなど、患者が意識を失う結果にならない点で全身麻酔と区別される。

植毛手術においてはグラフトの植え込みにしばしば用いられている。局所麻酔の安全性はじゅうぶんに検証されているため、患者が懸念を抱く必要はまったくない。
麻酔を注射で投与する際も、現在ではわずかな痛みが発生する程度である。

手術が終わってからも麻酔の効果はまだ残っていることが多い。そのため、自転車の運転等は控えることが望ましい。

慢性休止期脱毛症(CTE)

慢性休止期脱毛症(CTE)とは? 

女性に多くみられる脱毛症。女性の薄毛の悩みの過半数に達するといわれる。びまん性脱毛症の一種に分類されることがある。
男性型脱毛症(AGA)と比較されることが近年増えている。

何らかの原因で頭髪の休止期が長期化してしまい、頭髪のヴォリュームが軽減していくという特徴がある。その原因についてはさまざまで、ストレスをはじめとした精神的な影響もあれば、ホルモンバランスの乱れによるケースもある。体調を崩したことがきっかけになるケースもあると考えられている。

男性型脱毛症(AGA)等と比べると研究はそれほど進んでいない。はっきりとした治療法はまだ確立されていないが、専門医の診察を受けた上で投薬や手術を用いた治療法を早めに受けることが求められる。

レーザー植毛

レーザー植毛とは?

レーザーを照射する機器を用いた植毛方法全般を指す言葉。
レーザーは近年、医療および美容の世界で頻繁に活用されるようになっており、植毛の分野においてもレーザーを取り入れようとする試みが欧米で続けられていた。

レーザー植毛

レーザー植毛

手術方法

実は今から10年以上前は⾃⽑植⽑の分野においても、レーザーを活⽤した⼿術が頻繁に⾏われていた。
実用化された例で有名なのは、頭皮へのグラフトの移植の際に用いる機器である。このレーザー機器を用いると、頭皮に切れ込みを入れる作業を機械化することができた。しかしこの方法には、毛包ないし周辺の組織にダメージを与えたり周辺の血行を妨げたりするリスクがあることが判明している。

デメリット

具体的にどのような失敗が起こるのかというと、植えた⽑髪が上⼿く成⻑しないというケースが多かった。
せっかく採取し植えたドナー(採取した⽑)のほとんどが無駄になってしまうことになる。

原因

⾃⽑植⽑で植えた髪が⽣着するためには、その⽑に対して周辺の⽑細⾎管か酸素や栄養を供給してもらわなくてはいけないのに、
レーザーにより⽑⽳周辺の組織が焼けてしまい、⾎流が遮断されることになる。
⾎液の流れが⽌められてしまうと、⽑に対して栄養・酸素を届けられなくなるので、⽑の成⻑はそこで⽌まってしまう。

現状

レーザーを活⽤した⾃⽑植⽑は失敗例が多く報告されるようになったため、現在ではほとんど⾏われなくなっている。
実際、植⽑治療の先進国であるアメリカでは、植⽑専⾨医がレーザーを使うことは殆どない。

現在多くのクリニックで取り入れている、FUT法のような⾃⽑植⽑では、
採取した⽑を植え付ける際に頭⽪に切り込みを⼊れる手術を行っている。

またFUTなどの技術の進歩により切り込みを入れる傷も小さくなり、
髪も刈り上げず髪形への影響も少ないため、
術後も目立たない様な手術が増えてきている。

スカルプ・リダクション法

スカルプ・リダクション法とは? 

薄毛・抜け毛をカバーするために考案された手術のひとつ。1970年代に発表された方法で、現在ではメジャーな方法ではない。

この方法では薄毛が進行している部分の頭皮を適宜切り取る。その後、周囲の頭皮を縫合して終了となる(植毛を行うわけではない)。

この方法では手術が比較的短時間で終わるため、費用や患者の負担という観点で見るとメリットがある。それから、薄毛が進行している部分を、(植毛手術や投薬による治療と比べて)素早くカバーできるというメリットも大きい。

デメリットは、この手術を終えてから周囲の頭皮の脱毛が顕著になる傾向が確認されていることである。また、頭髪の密度や自然な仕上がりを損ねるというデメリットもある。

フラップ式植毛

フラップ式植毛とは? 

自毛植毛の方式のひとつ。フラップ法、または頭皮弁移植法と呼ばれることもある。

側頭部や後頭部から、頭皮が健常に育っている頭皮を切り取る点では、その他の方法と変わらない。
しかしフラップ式では、皮膚を完全に切り離してしまうことはない。帯状(長方形に近い形状)に切り出すものの、4辺のうち1辺だけは切り取らない。その1辺を起点として残りの部分を回転させて、抜け毛が目立つ部分と縫合するのである。

この方法では、うまくいけば一度に数千本の植毛が可能である。このメリットが反響を呼んで1970年代から世界に広まったが、現在はどちらかといえば下火になっている。

主なデメリットには、次のようなものがある。
・縫合する部分の頭髪の向きと、うまく合致するとは限らない
・一度にかなりの面積の頭皮を縫合するため、かなりの熟練性を必要とする
・万一失敗すると、正常な血行を実現しえなくなり、頭髪がまったく定着しないという最悪の結果が待っている

ロボット植毛

ロボット植毛とは? 

名前の通り、施術の大部分を、専用のロボットを用いて実施する方法。
植毛手術は長い間、医師の手作業による施術で進められてきた歴史がある。しかしある時期から、その作業をオートメーション化する試みがはじまっている。

難易度の高い施術を機械化することで、失敗を防いだり作業の正確化を実現したりできる点がメリットである。
とはいえ、植毛手術は患者ひとりひとりで望ましい処置法に細かな差が生じる。このような背景から、植毛の完全な機械化はまだ技術的に困難だという意見が根強い。実際に、手術の多くをロボットに任せた結果、不具合が生じてしまうケースが起こったため、近年は、ロボットに全般的に依存した植毛手術は行われなくなっている。