脱毛症」タグアーカイブ

産後脱毛症

産後脱毛症とは? 

女性に特有の脱毛症。別名、分娩後脱毛症とも言いいます。
出産を終えて2~3ヶ月後の時期を迎えた女性は、「ホルモンバランス」と「毛髪サイクル」、「激変する生活」の3つが関係し、急に抜け毛が増加してしまうことがあります。あくまでも一時的な症状であり、半年以上経過すると自然に収まっていきます。

妊娠中は女性ホルモンのプロゲステロン(黄体ホルモン)とエストロゲン(卵胞ホルモン)が増えることで、髪の毛が抜けにくくなるとされています。実際、妊娠中は髪の毛や体毛が増えて毛深くなったという妊婦さんもいます。
しかし、赤ちゃんを産むと女性ホルモンが急激に減少し、妊娠中に抜けなかった髪が一気に抜けてしまうのです。
また女性ホルモン以外にも、慣れない子育てへのストレスや、赤ちゃんのお世話による睡眠不足、不規則な食事なども産後の抜け毛の原因になりえます。なかには、抜け毛によるストレスでさらに抜け毛が進む…という悪循環に陥ってしまう人もいるようです。
髪の毛は、基本的には次のようなサイクルで生える、抜けるを繰り返します。

● 成長期(髪の毛が生える時期):3〜7年間
● 退行期(髪の毛が抜ける時期):2~3週間
● 休止期(髪の毛が生えるまでの休みの時期):約3ヶ月間

産後の抜け毛の場合、多くの髪の毛が一気に退行期を迎えて抜けてしまい、休止期に入ると考えられます。一時的に髪が少なく、薄くなってしまうのはそのせいです。

その後、3ヶ月ほど経つと休止期が終わって再び成長期に入り、髪がだんだんと生え始めて量も改善されていきます。

しかし産後の抜け毛の原因である女性ホルモンの分泌量や生活習慣には個人差があるため、抜け毛が起きる期間がいつからいつまでなのかという点については、人によって異なります。

一般的には、産後すぐから抜け毛が見られ、産後6ヶ月頃、遅くとも産後1年で戻ることが多いようです。
産後の抜け毛は、生理的なことだと考えれば特に心配する必要はありません。ただ、あまり抜け毛を放っておいても、ストレスが溜まってしまいますよね。そこで、少しでも早く回復したいという人は、次のような抜け毛対策を心がけましょう。

● 規則正しい生活をしてリズムを整える
● 質のよい睡眠を多く取る
● ストレスを溜めない
● ストレッチなど、適度な運動をする

抜け毛予防に効果的な食材を栄養素別にご紹介します。忙しいかもしれませんが、これらをちょっと意識して食べることで、抜け毛の量を減らしたり、予防したりできるかもしれませんよ。

タンパク質
髪の毛の99%はタンパク質で構成されています。そのため、タンパク質が多く含まれている大豆や肉、卵などを積極的に摂りましょう。

大豆イソフラボン
大豆に含まれているイソフラボンは女性ホルモンに似た働きをし、髪の毛の成長を促すと考えられています。

大豆イソフラボンの1日の摂取目安量の上限は、70~75mgで、納豆1パック分ほどです。いつもの朝食に納豆を1つ追加するだけで手軽に摂取できますよ。

ビタミンB2
豚肉やレバー、サンマなどに多く含まれているビタミンB2は、新陳代謝を活発にし、健康な髪や皮膚などを作ったり、成長を促したりする栄養素です。ビタミンB2は熱に強い性質があるので、炒め物や煮物などで摂取するのがいいですね。

ミネラル(亜鉛、鉄)
昔からわかめやひじきは髪にいいと言われますが、これらにはミネラルが豊富に含まれています。また貝類には亜鉛が、ホウレン草やレバーなどには鉄が含まれており、健康的な髪を育ててくれる働きがあるとされています。

産後の抜け毛にショックを受けるのは仕方のないことですが、楽しく育児をするためにも、あまり考えすぎず、自然に改善されるまで待つことが大切です。

慢性休止期脱毛症(CTE)

慢性休止期脱毛症(CTE)とは? 

女性に多くみられる脱毛症。女性の薄毛の悩みの過半数に達するといわれる。びまん性脱毛症の一種に分類されることがある。
男性型脱毛症(AGA)と比較されることが近年増えている。

何らかの原因で頭髪の休止期が長期化してしまい、頭髪のヴォリュームが軽減していくという特徴がある。その原因についてはさまざまで、ストレスをはじめとした精神的な影響もあれば、ホルモンバランスの乱れによるケースもある。体調を崩したことがきっかけになるケースもあると考えられている。

男性型脱毛症(AGA)等と比べると研究はそれほど進んでいない。はっきりとした治療法はまだ確立されていないが、専門医の診察を受けた上で投薬や手術を用いた治療法を早めに受けることが求められる。

脂漏性皮膚炎

脂漏性皮膚炎とは??

高温・多湿の気候に加えて、紫外線の強い梅雨時から夏にかけては、肌のトラブルに気をつけたい時期です。外気に直接ふれる顔や頭皮は、とくに影響を受けやすく、炎症や湿疹が生じやすくなります。その1つが、脂漏性(しろうせい)皮膚炎です。
脂漏性皮膚炎は、皮脂の分泌が多い場所(鼻の周辺や頭皮など)を中心に起こる皮膚炎です。皮脂には本来、皮膚や髪の毛を保護し、潤す働きがあります。ところが、皮脂の分泌量が多すぎると吹き出物ができたり(ニキビ)、皮脂にふくまれる脂肪酸が酸化すると臭いを発したり(加齢臭)と、ちょっと厄介な面もあります。
脂漏性皮膚炎の場合は、炎症を起こして地肌が赤くなり、かゆみをともないます。皮膚が荒れてかさつき、細かく剥がれ落ちる状態になることも少なくありません。頭皮に症状が起こると、フケがたくさん出るようにもなります。
炎症による赤らみ、かゆみ、皮膚のかさつきをくり返す場合は、脂漏性皮膚炎を疑ってみてもいいでしょう。
脂漏性皮膚炎の原因はカビの一種(真菌)です。そのためきちんと治療しないと、慢性化したり、再発したりしやすいので、早めに適切な対策をとることが大切です。

かゆみやフケを放置しない

脂漏性皮膚炎の原因として、、直接的な原因がカビ(真菌)です。
顔や頭皮にカビがいるというと、驚く方も多いでしょう。でも、このカビはマラセチアといって、だれの皮膚にもいる常在菌の1つです。

ふだんは無害ですが、皮脂や汗などの分泌物が増えると、それらの成分をエサにして急激に増殖すると考えられています。
症状が出やすいのは、鼻の周辺と頭皮ですが、人によっては首の周辺や胸、背中などにも炎症が広がることがあります。
頭皮の場合には、フケの量が増え、洗髪してもすぐにフケが出るといった症状もみられます。
辛いものなど刺激物を食べると、強いかゆみとフケが出ることもあります。

頭皮に関してはもう1つ、脂漏性皮膚炎と脱毛との関係も注目されています。とくに男性の場合、脂漏性皮膚炎と脱毛症状を併発するケースも少なくありません。
脂漏性皮膚炎をともなう脱毛だと、通常のフケ用シャンプーだけでは対処できないこともあるので、皮膚科などを受診して検査をしてもらいましょう。
女性の場合は、女性ホルモンの保護作用によって、男性ほど強い脱毛症状はみられませんが、毛が細くなったり、抜け毛が増えることはあるので、やはり注意は必要です。

自分でも注意すること

脂漏性皮膚炎の予防や改善のためには、自分でも日常生活のなかで気をつけるべきことがあります。次のような点には、とくに注意しましょう。

・脂っこい食事を減らす

脂っこい食事を続けてとると、皮脂の分泌量が増え、マラセチアの増殖を助長することになります。

・ビタミンBとCを多くとる

ビタミンB群(とくにB2、B6)とビタミンCは、皮膚の代謝を改善し、ダメージの回復を早める働きをします。

・洗顔に気をつける

刺激の少ない石鹸をよく泡立て、泡でそっとなでるように顔を洗いましょう。また、拭くときはタオルを軽く顔に押し当てるようにし、けっしてこすらないようにします。

・洗髪に気をつける

熱いお湯をいきなり頭にかけないこと。抗真菌剤入り、あるいは刺激の少ないシャンプーを使い、爪を立てないようにし、指の腹で頭皮をそっとなでるように洗います。シャンプーの洗い残しがないように、よく洗い流しましょう(ただし、頭皮をこすらない)。

・紫外線をさける

紫外線は、皮膚のダメージを促進します。紫外線の強い季節は、帽子や傘で日よけをしましょう。ただし、帽子は風通しがよく、むれにくいものを選ぶことが大切です。

・睡眠をしっかりとる

睡眠不足も、皮膚の抵抗力を低下させる要因です。夜更かしはやめましょう。

びまん性脱毛症

いくつかのタイプがある女性の薄毛の中で、多く見られる症例が「びまん性脱毛症」です。

びまん…一面に広がる
脱毛症…生えていた毛が生えなくなった状態

名前のとおり、頭髪全体が均等にすこしずつ薄くなっていくのが特徴です。
男性のようにはっきりしたオデコ・頭頂の“ハゲ”にはなりにくいですが、
じわじわと見た目が老けたような印象になります。女性には深刻な悩みです。
40代以上に多いといわれていますが、最近では20代30代など若い世代も病院へ相談にいらっしゃいます。

びまん性脱毛症になる理由

びまん性脱毛症だけでなく、脱毛症の大きな原因は「ヘアサイクル」の乱れにあります。

【成長期】…新しい毛が生え、太く成長していく時期
【退行期】…毛の成長が弱まっていく時期
【休止期】…毛の成長が止まり、抜ける時期

健康なヘアサイクル         乱れたヘアサイクル
●長くてかたい髪の毛が抜ける    ×短くてやわらかい髪の毛が抜ける
一日平均100本前後が抜ける     抜ける本数が目立って多い

なにかのきっかけでこの「ヘアサイクル」が乱れ【成長期】が短くなると、毛が育たず細くなったり、育ちきる前に抜けたりします。これが脱毛症(薄毛)です。

「びまん性脱毛症」につながるきっかけには、以下のようなものがあるといわれています。

女性ホルモンの減少

女性らしさをつくる女性ホルモンの一つ「エストロゲン」は、毛の成長にも大きく関わっています。加齢でエストロゲンが減ったり生活習慣からホルモンバランスが崩れたりすると、毛の【成長期】が短くなり脱毛しやすくなります。

強いストレス

ヒトの体は、強いストレスを感じ自律神経が乱れると血流が悪くなります。そうすると頭皮に栄養がいき届かず、毛がしっかり成長できなくなるのです。この自律神経の乱れは、ホルモンバランスにも影響します。また、ストレスがかかると、髪の発育にかかわる栄養素「亜鉛」がたくさん消費されると言われています。強いストレスは、髪に多方面からダメージを与えてしまうのです

偏った食事・ムリなダイエット

髪は、命にかかわる臓器などとくらべると後回しにされがちな部分。そのため栄養不足になりやすいとされています。偏った食事・ムリなダイエットをすると、毛がじゅうぶん成長できません。また栄養の偏りは、髪の発育をジャマするだけでなく体全体のホルモンバランスも崩してしまいます。

誤ったヘアケアによる頭皮環境の悪化

髪の洗い方によるトラブル
・数日に1度しか洗わない
・1日に何回も洗う
・メーカーの推奨を過度に超えた量のシャンプーを使う
・すすぎが雑(コンディショナー・リンスが頭皮に残る)

洗浄剤によるトラブル
・乾燥気味の頭皮であるにも関わらず、強い洗浄力のシャンプー
(石油系の高級アルコールシャンプーなど)を使い、頭皮の皮脂を落としすぎる
カラーリング・パーマによるトラブル
・頻繁にカラーリング、パーマをする
このように、びまん性脱毛症につながるきっかけは日常の中にたくさんあります。
誰にでも発症の可能性がある身近な脱毛症なのです。

びまん性脱毛症の改善

残念ながらびまん性脱毛症の改善には、「これをすれば治る」という万人に効く方法はありません。そのかわり、きちんと個人の症状に合った対策を行えば改善につながりやすい脱毛症です。共通して必要なのは「規則正しい生活」と、以下のステップになります。

(1)今の状態の確認
広い範囲で薄くなるびまん性脱毛症は、症状全体の把握が難しいこともあります。自分で思っている以上に進行していることがあるので、1度しっかりチェックしてみましょう。身近な人に前後・左右から写真を撮ってもらう、カウンセリングに行くなどの方法があります。

(2)原因と、それに合う治療法を見つける
前項であげたように、びまん性脱毛症になる原因は1つではありません。さらに、ホルモンバランスとストレスなど互いに関連し合っているものもあり複雑です。そこで、完治のための原因特定と治療には、病院の利用をおすすめしています。

若年性脱毛症

10代~30代の間に薄毛・抜け毛が多くなってしまう症状を若年性脱毛症と言います

若い間にハゲるので精神的ストレスが大きく、またAGAの専門外来や病院に恥ずかしくて診察に行けず、治療が遅れてしまう傾向が高いようです。若い男性だけではなく、若い女性にも起こります。

若年性脱毛症 3つの特徴

若年性脱毛症の特徴①
様々な原因からくる

若年性脱毛症の原因はいくつもあるのですが、主に「生活習慣の乱れ」や「ストレス」が原因とされています。
また、「遺伝」や「病気」でなる方もいるようです。
どの原因からきているかわからないという方は一度病院で診察してもらい、適切な治療を受けましょう。

若年性脱毛症の特徴②
10代~30代

若年性とあるのでお気づきかと思いますが…
そうです!若くしてハゲるのがこの若年性脱毛症の特徴です。

これは老化が原因で始まる一般的なハゲとは異なり、10代の思春期を過ぎたころから働き盛りの30代が対象で、それぞれのステージ毎の特有の悩みがストレスにつながり、薄毛や抜け毛が始まると考えられています。

若年性脱毛症の特徴③
AGA(男性型脱毛症)とは違う?

若年性脱毛症は、AGA(男性型脱毛症)の一種です。
AGA(男性型脱毛症)はO字型、U字型、M字型などの特徴がありますが、若年性脱毛症も同じように頭頂部、髪の毛の生え際から薄げになります。

 

若年性脱毛症3つの原因

若年性脱毛症の特徴でもお話したように、生活習慣が深く関わっています。
特に睡眠、食事、ストレスなどの生活習慣が乱れていると、髪の毛が抜け、薄毛が起こりやすくなります。

若年性脱毛症の原因①
睡眠不足

夜遅くまで勉強や残業で寝る時間が少なくなっていませんか?
睡眠不足になると疲れがたまりストレスを感じやすくなります。

また、日中の髪の毛や体のダメージは寝ているときに修復されるので、睡眠不足が続くと修復が間に合わず、髪の毛に悪影響を及ぼします。
スマホやパソコンを1日中見るだけで疲れは溜まっています。
睡眠時間が取れないなら、睡眠の質を上げ熟睡できる方法を検討してみてはいかがでしょうか。

若年性脱毛症の原因②
偏った食事

若い人がよく行くお店といえば、ファーストフード店・チェーン店の居酒屋ではないでしょうか?
食べ盛りなので、食べても食べても安いお店がいいですよね。

ですが、ファーストフード店や居酒屋などでは油をたくさん含んでいる食べ物が多く提供されます。
これらの食べ物ばかり食べていると皮脂の分泌が増え、毛穴が詰まりやすくなります。
これが原因で薄毛の進行を促進してしまうことに…
誘われたら断れないという人は、居酒屋やファーストフード店であっても意識して脂っこいものを控えてみてはどうでしょう?

若年性脱毛症の原因③
ストレス

ストレス社会と呼ばれている現代でストレスを感じていない人は少なくないかもしれません。
ストレスを感じてもストレスを発散することができればいいのですが、うまく発散できずモヤモヤが残ったままで生活をしていると自律神経が崩れてきます。
自律神経が乱れると体が緊張状態になり血流が悪くなります。
血流が悪くなることで頭皮に栄養が届かず、薄毛や抜け毛が進行してしまいます。
また、睡眠不足のためストレスを感じやすくなっている人は注意が必要です。

休日はスポーツや映画など、好きなことをして過ごしてリフレッシュしてみてはどうでしょうか?
体にも髪にも良い影響があります。
週末したいことを考えるだけでもウキウキするのでオススメです。

若年性脱毛症は生活習慣の乱れが原因で薄毛が進行したパターンが非常に多いです。

「最近抜け毛が目立つなあ…」と思ったら、まずはAGA専門外来か病院で診察してもらいましょう。

若年性脱毛症対策には、生活習慣の改善を意識しながら生活するといいかもしれませんね。

頭皮マッサージ

頭皮マッサージは、頭皮を揉みほぐすことで血流の良い「健康な頭皮」を目指す方法です。

頭皮の血行が良くなると、

  • 抜け毛の予防
  • 発毛促進

など、薄毛改善に役立つ効果が期待できます。

髪にはしっかりとした太い毛根ができる「成長期」、毛根が退化していく「退行期」「休止期」を経て抜け落ち、再び成長が始まるというサイクルがあります。

それが様々な原因により髪の毛のボリュームを出すための「成長期」が足りなくなり、その上「退行期」「休止期」に入ってしまうのです。
その結果、髪のボリュームがなくなり、薄くなってしまうという事になってしまいます。

逃避をマッサージすると血流が良くなり発毛に繋がる

マッサージで血行が良くなると、髪にも栄養が行きわたるため「血行促進=発毛効果」があると言えます。
その為、頭皮を刺激することは、髪の発毛につながるのです。

また、育毛効果だけではなく「リラックス効果」や「デトックス効果」、「疲労回復」など健康に役立つ効果がたくさんあります。

頭皮マッサージの効果

●頭皮へのマッサージの効果

頭皮をマッサージすることの目的は、血行を良くし、抜け毛予防のために、健康な頭皮を作っていくことです。また、日々の生活で毛穴に老廃物や皮脂による汚れが溜まってしまいます。そこで、マッサージをすることにより血行や代謝が良くなり、改善されやすくなります。

●美容に効果的!?

頭皮マッサージは美容に対する効果に期待ができるのです! この詳細は、皆さん気になることと思います。実は、頭皮の筋肉と顔の筋肉はつながっていて、頭皮マッサージをすることにより、頭皮の筋肉に弾力ができ、一時的に顔の皮膚を引っ張ってくれるのです。そのため頭皮マッサージをした後は目がぱっちりする人が多いです。

●白髪の原因は頭皮の血行不良

髪の毛の色を作る色素をメラニンといいます。このメラニンを作っているのが、メラノサイトという細胞です。このメラノサイトの機能が低下してしまうと、メラニンが作られず、髪が白いまま生えてきてしまうのです。メラノサイトの機能低下の原因のひとつは加齢によるものです。

ですので、頭皮マッサージで血行を良くし、代謝をあげることも良いでしょう。また、体に良いに効果的な食べ物を積極的に摂取することも大切です。

良質なたんぱく質と良質な脂肪、新鮮な野菜や果物を意識して摂りましょう。色の濃い野菜や果物には強力な抗酸化物質が含まれ、抜け毛対策にも効果的です。

●頭皮マッサージで胃腸の働きを整えよう!

頭皮マッサージの効果をいくつかお話ししましたが、他にも、胃腸の働きを整えるという効果もあります。胃腸の働きが衰えると、どんなに栄養を摂っていても、消化吸収が悪くなり、栄養を身体に生かせません。そのため、メラニンを破壊してしまうという現象が起こります。原因は不規則な生活やストレスです。

そこで、頭皮マッサージをすることにより、頭の血液の循環をよくし、自律神経を整えます。よって胃腸の働きだけではなく、身体全体に効果があることがわかります。

など、様々な効果が期待できます。

頭皮マッサージのポイント

①過激なマッサージはNG!

頭皮はとても薄くデリケートな部位です。

頭皮に強い刺激を与えると、「皮下組織」や、「表皮の角質層」の細胞を傷つけてしまう恐れがあり、頭皮のターンオーバー(生まれ変わり)が乱れる原因になってしまいます。

頭皮マッサージをするときには、

  • 強く押さない
  • 強くこすらない

に注意しながら、やさしく揉む・押すことを意識しましょう。

特に、薄毛が進行している人は、血行不良によって頭皮が硬くて薄くなっている可能性が高いので、過度な刺激を与えないように細心の注意を払いましょう。

②なるべく毎日続ける

頭皮マッサージは1日2~3分でできるお手軽な育毛方法です。

しかし、毎日続けてもなかなか頭皮マッサージの効果が実感できずにすぐにやめてしまう方がいますが頭皮マッサージは、続けることで頭皮環境の改善を目指す行為です。

続ければ続けるほど頭皮環境が良くなり、効果を実感しやすくなりますので、なるべく毎日続けましょう。

ストレス

ストレスとは
ストレスという用語は、もともと物理学の分野で使われていたもので、物体の外側からかけられた圧力によって歪みが生じた状態を言います。ストレスを風船にたとえてみると、風船を指で押さえる力をストレッサーと言い、ストレッサーによって風船が歪んだ状態をストレス反応と言います。

私たちのこころや体に影響を及ぼすストレスには、「物理的ストレス」、「化学的ストレス」、「心理・社会的ストレス」があります。
普段私たちが「ストレス」と言っているものの多くは、この「心理・社会的ストレス」のことを指しています。職場には仕事の量や質、対人関係をはじめ、さまざまな要因がストレスとなっています。

ストレス反応は、心理面、身体面、行動面の3つに分けることができます。
心理面でのストレス反応には、活気の低下、イライラ、不安、抑うつ(気分の落ち込み,興味・関心の低下)などがあります。
身体面でのストレス反応には、体のふしぶしの痛み頭痛、肩こり、腰痛、目の疲れ、動悸や息切れ、胃痛、食欲低下、便秘や下痢、不眠などさまざまな症状があります。
また、行動面でのストレス反応には、飲酒量や喫煙量の増加、仕事でのミスや事故、ヒヤリハットの増加などがあります。

 

ストレスと気づいたら
ストレス反応が長く続く場合には、過剰なストレス状態に陥っているサインかもしれません。これらの症状に気づいたら、普段の生活を振り返り、ストレスと上手に付き合うための方法を工夫してみることをおすすめします。また、これらの症状の程度が重かったり長期間続くような場合には、専門家に相談するのがよいでしょう。
私たちは日常生活でストレスを経験すると、そのストレスを解決したり悪影響を緩和するために、さまざまな工夫をします。これをストレス対処(コーピング)といい、ストレス対処が適切になされている場合には、心理面、身体面、行動面のストレス反応は減っていきます。

しかし、対処能力を上回るほどのストレスを経験したり、ストレスが長期間続いたりすると活気が低下して、元気がなくなってきます。この状態が解消されずにいると、イライラや不安感を覚えるようになります。そして最終的には気分が落ち込んだり、ものごとがおっくうになるなど、いわゆる「うつ」の状態に近づいていきます。

 

ストレスの対処法
私たちがストレスにさらされ、もし、うまく処理できない時には、心身ともに異常が発生します。自分ひとりで対処できないようなストレスの場合は、自分の力と周囲の人たちの力を合わせて、よりよい解決の糸口を見出すことが重要です。
また、日頃からストレスが発散できるよう、趣味や生きがいとなるものを持つことも必要です。
窮地に陥った時に相談できる人を持つことは、極めて重要なことです。
私たちは人と人が作ったものから、そして自然からもストレスを受けますが、
一方でそれらはストレスを癒す大きな存在でもあるのです。

男性型脱毛症(AGA)

AGAとは?

AGAとは、Androgenetic Alopecia(雄性発生脱毛)の略で、「男性型脱毛症」とも呼ばれる男性特有の脱毛症です。
男性ホルモンと遺伝が深く関係する脱毛症で、男性の薄毛の約9割がこのAGAが原因です。

AGAになると??

AGAが発症すると、
・ヘアサイクル(成長期)が大幅に短縮される
・抜け毛が増える
・部分的に細くて短い毛が多くなる
・髪の寿命が早く尽きる(生えなくなる)
のように進行します。

ヘアサイクル(成長期)が大幅に短縮

髪の毛は、ヘアサイクルによって生えたり抜けたりを繰り返しています。

AGAが発症すると、正常時で2~5年の「成長期」が、およそ半年~1年に大幅に短縮されてしまいますので、髪の毛が長く育つことができなくなります。分かりやすく例を挙げると、AGAを発症していない男性の髪が生えてから抜けるまでに、AGAの男性の髪の毛は5回ほど抜けてしまうことになります。

成長途中の「抜け毛」が増える

AGAになると、通常なら伸び続けるはずの細くて短い「成長途中の髪の毛」が多く抜けることになりますので、1日あたりの抜け毛の量が増加します。

部分的に「細くて短い毛髪」が多くなる

AGAは「生え際」や「つむじ」から進行します。

抜けたあとに「新しく生えてくる髪の毛」も成長できずに抜けてしまいますので、「生え際」や「つむじ」に残っている髪の毛には、短い髪の毛が目立ち始めます。

初期段階では部分的に地肌が透け始め、さらに進行すると、薄毛の範囲がどんどん広がり「生え際」と「つむじ」の両方が短い毛髪ばかりになってしまいます。

AGAになると、髪の寿命が早く尽きる

ヘアサイクルは、生まれてから一生の間に40~50回繰り返すと、細胞が分裂できなくなり、新しく髪を作ることができなくなります。

正常なサイクルの場合は、ヘアサイクルは1周するのに2~6年(成長期は2~5年)ですので、最短の2年だとしても80~100年は髪の寿命が尽きません。

しかし、AGAが発症するとヘアサイクル(成長期)が半年~1年に大幅に短縮されますので、仮に20歳でAGAが発症した場合は、最短で35歳で髪の毛が生えなくなってしまいます。

寿命が尽きたあとは、どんな治療でも髪を再生することはできません。
早く発症するほど、若い年齢で髪が生えなくなるリスクが高いので、AGA発症からどれだけはやく
対策してヘアサイクルを正常時に戻すかが、髪の寿命を延ばす鍵になります。

AGA対策方法

1.食生活で有効成分を摂取する

常日頃の食事でAGAに有効な栄養素を補給することで、AGAの予防になります。
ただし、食事だけではAGAを改善することは困難です。
AGAの予防や対策にプラスになる要素として上げられるのは亜鉛です。

必須ミネラルの1つである「亜鉛」は、ホルモンの生成や活性化、バランス化の働きがあり、精子の形成にも間接的に影響している重要な成分です。亜鉛には、5αリダクターゼの働きを阻害する作用もあるため、数多くの育毛アイテムにも含有されています。

亜鉛はカキ貝やレバー、牛肉、魚介類、卵黄などに多く含まれています。意識して毎日バランスの良い食事を続けることで、AGAの予防・対策になります。

2.AGAに効果的な育毛剤

今までに育毛剤を使ったことがある人は多いと思いますが、ほとんどの方は途中で使用を止めてしまいます。

全く生えなければお金のムダになりますので、やめるのも当然ですが、そもそも選ぶ育毛剤が間違っていた可能性も高いです。
AGAには、「AGA育毛剤」を使用しましょう。
育毛剤でAGAの進行を止めるためには、

  • 5αリダクターゼの働きを阻害して「DHT」の生成を抑制する成分
  • 脱毛の司令塔である「FGF-5」の働きを抑制する成分
    が含まれている必要があります。

以上のことに注目してみましょう。