ブラッシングとは?
ブラシや櫛等のアイテムを使って、頭髪の向きや流れを調整することができます。洗髪直後に、あるいはヘアスタイルを決める際にとかすことが多いと思います。
ブラッシングは、美しく豊かな髪を育てるために欠かせないヘアケアです。
ブラッシングの3大効果
まず第1は、からんだ髪をほぐして抜け毛や汚れを取り除く整髪効果。髪や頭皮に付着したホコリやフケを取り去り、毛髪環境を清潔にします。
第2は、うるおい効果。根元から毛先に向けてブラッシングすることで、髪全体に皮脂をゆきわたらせ、つややかでうるおいのある髪をつくります。
そして第3は、マッサージ効果です。頭皮を適度に刺激することで血行がよくなり、髪に栄養がしっかり届くようになります。髪の成長促進にもよい影響を与えるので、髪の発育を促します。ただし、頭皮を強くこすったり叩いたりするのは、地肌を傷めるので絶対にやめましょう。
正しいブラッシング方法とは??
誤ったブラッシングは、髪を傷めるだけでなく、毛根に負担をかけて抜け毛を促進させてしまいます。毎日のことだから頭皮にも髪にもよい、正しいブラッシング法を身につけましょう。
1.毛先からブラッシング
ブラシは、必ず毛先から優しく通していきます。根元から通すと、絡まったり引っかかりやすくなります。
2.オールバックにとかします
毛先を通し終えたら、オールバックにとかします。全ての髪にブラシを通すイメージで、根元から毛先に向かってブラッシングします。
3.逆に襟足〜生え際に向かってとかします。
オールバックではとかしきれなかった襟足付近から、フロントに向かってブラッシング。顔を傾けたり、下を向くととかしやすくなります。
こんなブラッシングはNG!
素早くブラシを動かす
ブラシを動かすスピードが速いと、摩擦でキューティクルを傷めたり、髪がもつれて切れ毛になりやすくなります。ゆっくり、やさしく行いましょう。
下から上へブラッシングする
髪の毛のキューティクルは、根元から毛先に向かって並んでいるので、必ずその流れに沿ってブラッシングすること。逆毛を立てるのもおすすめしません。
髪の表面だけをブラッシングする
髪全体にブラシを通さないと、ブラッシングの効果は半減です。ロングヘアの場合は、髪を少しずつ取り分けて行うと、まんべんなくブラッシングできます。
濡れている時のブラッシングはダメ
髪が濡れている時は、キューティクルが傷つきやすい危険な状態。
濡れている状態でブラッシングするのは、ダメージする可能性が高いのでやめておきましょう。
効果を引き出すポイント!
1.シャンプーをする前にブラッシング
シャンプーをする前にブラッシングをしておくと、髪の毛についている汚れやホコリを落とすことができるため、シャンプーで絡まりにくく泡立ちも良くなります。
2.寝る前&朝起きたてのブラッシング
寝る前にブラッシングをすることは、枕やシーツとの摩擦でおこる髪の絡まりを防ぐ効果があります。
健康な髪の毛は夜寝ている間に作られるので、ブラッシングで頭皮の血行を良くしておくことも大切です。
そして、ブラッシングをすることにより、適度な刺激が頭皮に伝わっていくことで、副交感神経に働きかけて安眠を促進するとも考えられています。
朝は寝ている間に絡まった毛先をブラッシングで解いてから、髪を濡らしたり、スタイリング剤をつけたりしましょう。
3.ヘアケア剤をつけて効果を2倍する
乾燥した状態や、静電気を帯びている状態でいきなりブラッシングすると、摩擦と静電気でダメージします。
そのような状態の時には、乾かす前に必ず洗い流さないトリートメントをつける。もしくは、ブラッシング直前にオイルをつけることで、キューティクルの状態が整いブラッシングの効果を2倍にします。