キューティクルとは?
毛髪の表面にある毛小皮のことでウロコ状に覆っている細胞のことをいいます。ウロコ状になっているのは、髪の内側にある水分や栄養素が外に流れないように防ぐ役目を持つためです。このキューティクルに傷が付くと剥がれてしまい乾燥やパサつきや、切れ毛、の原因となります。
キューティクルは3つの層≪エピキューティクル(表小皮)、エキゾキューティクル(外小皮)、エンドキューティクル(内小皮)≫に分かれています。
キューティクル(毛小皮:毛表皮)は、毛髪の表面をおおっている部分。外部の刺激から毛髪内部を守り、コルテックスのタンパク質や水分が失われないように働くと同時に、髪につやを与えています。
根もとから毛先に向かってウロコ状(紋理)に重なり合い、1枚の細胞は非常に薄く、通常6~8枚が密着した層をなしています。健康な髪は、紋理が規則的に整った波状をしていますが、傷んだ髪は乱れています。
主成分は、イオウ含有量の多いケラチン(硬質タンパク質)で、色は無色透明。硬い反面、もろくて摩擦に弱いため、無理なブラッシングや乱暴なシャンプーによって傷ついたり、はがれやすくなったりするのです。
キューティクルの弱点は・・
キューティクルはうろこ状のため、無理にドライヤーを当てると、表面を傷つけてしまいます。また乱暴なブラッシングは摩擦で静電気を起こしやすくしてしまい、キューティクルを剥がす原因になるため注意が必要です。
キューティクルは紫外線に弱い!
キューティクルの弱点の一つは紫外線!長い時間にわたって紫外線を受けているとキューティクルが剥がれやすくなってしまいます。紫外線の強い夏のシーズンの外出ときには、注意しなければなりません。
パーマやカラーリングも傷つける要因!
カラーリングやパーマはキューティクルを開かせ、薬剤を浸透させるためキューティクルは剥がれやすい状態になります。繰り返し行うと最終的に完全に剥がれてしまい保護できない状態になってしまうことも…!
キューティクルが開くとどんな状態になる?
キューティクルのうろこ部分が開いてしまった状態になると、髪が絡まりやすくなり、指通りが悪くなってしまいます。また髪の毛のツヤもなくなってしまい、パサついた状態に。こんな症状が出はじめると黄色信号です!
キューティクルが開いた状態からは、まだ修復見込みがあります!トリートメントを使って栄養補給させ、キューティクルを閉じさせることが大切です。自宅での毎日のケアを怠らないように努めましょう。しかしながら、剥がれ落ちてしまうと再び元の健康な状態に復活させる方法はありません。剥がれ落ちてしまった部分を切り落とし、新しい健康な髪が生えてくるのを待つしかないのです。
キューティクルを再生するヘアケア法
トリートメントで髪に栄養成分投与して補修
トリートメントは、髪の内部に必要な栄養成分を与えて補修してくれると同時に、髪の表面も保護してくれる役割が期待できます。トリートメントを付ける際に、頭皮もマッサージしてあげるとなお良いでしょう。
お風呂から出たらなるべく早く乾かすこと
キューティクルは湿度が高いときや濡れているときに開きやすい性質を持っています。開いた状態でいると髪が絡まりやすくなってしまいキューティクルが剥がれる原因にもなるため、早めに乾かすよう心掛けましょう。
オイルでしっかりと保湿すること
お風呂上りに髪の毛にオイルをつけて外側からキューティクルを保護してあげることも重要です。いろいろなオイルがありますが、なるべく髪に優しい自然派のもので、ライトなベタつきにくいオイルを選ぶようにしましょう。
ヘアアイロンに使い方にも注意しよう
キューティクルは、頭皮の方から下向きです。そのためヘアアイロンを使用するときは、根元から毛先方向へ向かって使用します。これを逆さにして使うとキューティクルが剥がれ落ちる原因となるため注意しましょう。
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