自毛植毛需要が世界で増えているわけ

2022年3月、隣国・韓国の大統領候補が薄毛治療に健保適用する、ということを公約に掲げ立候補しました。残念ながら敗れてしまいましたが、記憶に鮮明に残っている方も多いのではないでしょうか。

このように自毛植毛を含む薄毛治療が一般化しつつあるのは、何も韓国だけではありません。アメリカでは、年間90万人が植毛治療を受けているといわれています。またオーストラリア、カナダ、イギリス、イタリアと、ヨーロッパ諸国でも自毛植毛は行われています。

今や米国だけでも年間10万人が植毛手術を受けていると言われています。ここまで拡大できた要因は何か、また今後も拡大を続けていくのかについてご説明します。

韓国の大統領候補が公約

【1月14日 AFP】韓国・与党「共に民主党」の大統領候補、李在明(イ・ジェミョン、Lee Jae-myung)氏が14日、薄毛の人が「差別」されないよう、治療費を国民健康保険の適用対象とする公約を表明した。世論調査で接戦となっている対抗馬に水をあけるための戦略とみられている。

李氏はフェイスブック(Facebook)に投稿した動画で、3月の大統領選で勝利したら「薄毛治療の医薬品を健康保険の適用対象にする。薄毛が深刻な場合は、植毛も対象に含めることを検討する」と語った。数分のうちに多数の「いいね」が付いた。李氏は、薄毛に悩む人は「老若男女を問わず日々差別的な扱い」を受けていると指摘した。

出典 https://www.afpbb.com/articles/-/3385141

李在明候補は残念ながら敗れてしまいましたが、薄毛で悩む男性に一筋の希望を与えました。世界中で植毛等薄毛治療に関する理解が、今後も深まることも想定されます。

 

確実性の高さが魅力

需要が増えてきている理由の1つに植毛の確実性が挙げられます。
薬を使う薄毛治療は、治療費が膨大にかかり、効果を実感するまでに時間がかかります。そして効果も人により違うため、確実に効果を得られると断言できません。 自毛植毛は効果が目で見てすぐ分かるので確実性が高いほうだといえます。

また比較的安全な治療であることが認識されるようになってきたので、治療を受ける人も増え、施術が出来る病院が増えるという好循環が生まれました。

 

需要掘り起こす

植毛が多くの人に知られることで潜在的な需要も掘り起こしました。これまでは植毛治療が一般的ではないため、興味はあっても敬遠するという人もおられたと思います。

しかし、現在は有名人がメディアで植毛の実感を語ることも増え一気にメジャーになりました。この動きも日本だけではなく、世界的なものです。ポルトガルの世界的なサッカー選手が植毛クリニックの運営を始めたというニュースなども昨今、話題になりました。

女性の薄毛治療はますます進む

女性の薄毛治療の認知も進みましたが、まだ知名度は完全とは言えません。薄毛治療を受けたことのある方の男女比を見ても、男性9割に対して、女性は約1割です。これは少ないと言えるでしょう。

しかし今後、医学的な原因究明が進み女性の植毛も効果的であることが知れ渡ると、潜在的な需要を掘り起こしていくとされます。

世界的な植毛事情

自毛植毛は現状、先進国で多く行われています。しかし、薄毛に悩む方は先進国だけではなく途上国にも数多くいらっしゃいます。世界規模でみると、自毛植毛は拡大の一途を辿ることが予想できます。

ただ、現実問題でいうと、植毛ができる医師の数は圧倒的に足りていません。医師数の増加も今後の普及には大切です。

 

まとめ

自毛植毛需要が世界で増えているわけをご説明しました。

植毛の需要は既に旺盛ですし、医師不足などが解消することでより全世界に広まるでしょう。

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