長髪と薄毛

最近は男性の方でも髪の毛を長く伸ばす方がいらっしゃいます。90年代はテレビドラマの俳優やミュージシャンがこぞって長髪にしていた関係もあり、街中でも長髪の若者が多く増えました。

そのとき若者だった方々も大人になり、社会人として企業に就職してしまえば髪をそろえ、ツーブロックにする方も多いのですが、自営業や農業やっている方の中では慣れ親しんだ長髪を維持している方もいらっしゃいます。

しかし長髪自体が自分の頭皮や薄毛症状とどのような関係があるか、きちんと理解している方はそう多くないように見受けられます。

今回は長髪と薄毛の関係性についてお話しいたします。

長髪と薄毛について

若い頃から長髪にしている人は薄毛になりにくいのでしょうか。結論ですが、これは全く関係ありません。髪を長く伸ばしていても、脱毛症状が始まれば髪の毛は抜けてしまいますし、反対に髪の毛を短く刈っていても、脱毛症状が起きなければ薄毛となることはないからです。

だだ長髪を維持していることで、若干頭皮環境に悪影響を与える要素がないとは限りません。それはなんでしょうか。

答えは毛穴の汚れなどです。

長髪の方は短髪の方に比べ、シャンプーなど洗髪をしっかりと行う必要があります。ある程度髪が短ければシャンプーの時間をショートカットして短くしても頭皮の汚れはある程度は落ちますが、長髪であるとまったく汚れが落ちないまま、皮脂汚れがたまり、毛穴が詰まって汚れるという可能性が高くなります。

それから頭皮が蒸れてしまい雑菌が繁殖しやすくなることもあります。雑菌が過剰に繁殖することで、頭皮が不衛生になってしまうのです。

髪の毛の長さについて

髪の毛はどの程度の長さまでなら伸ばしても問題ないのでしょうか。 これは髪の毛の量などにもよります。ですがブラッシングをする必要がなく、シャンプーもしやすい毛髪の量が理想です。

5cm程度が望ましいですが、もともとの髪の毛の量が薄い人は10cm程度でもブラッシングは必要ないかもしれません。 短ければ短いほうが当然良いのですが、頭皮が蒸れる心配がない長さですと基本的には問題ありません。髪の毛や頭皮のケアもしやすくなります。

長髪の方が取れる対策

長髪それ自体は薄毛の原因とは無関係ですが、洗髪の仕方を間違えると頭皮環境が悪化することがわかりました。

だからといって長髪をNGとするのは少し違います。短髪に抵抗のある方は髪の量を軽くするように心がけるようにしましょう。

 

そして正しい洗髪方法を知り、頭皮を傷つけないようにしっかりと洗いましょう。

シャンプーでは指の腹で優しくマッサージ。 すすぎ残しがないようにしっかりと流すことも大切です。シャンプーのあとは、リンスやトリートメントをして、髪の毛が絡まないようにきちんとケアすることもポイントです。

また多く使いたいときもあるとは思いますが整髪料はなるべく少量にとどめます。もちろん頭皮には直接付かないようにしましょう。毎日の使用もできるならば控えるのが好ましいです。

自毛植毛が必要かどうか

薄毛の方に有効な施術に自毛植毛があります。自毛植毛をどのタイミングで考えればいいのか。悩んでいる方も少なくないと思います。

人の目が気になってきたら、薄毛症状が進んできたらなど、植毛関係者の間でもこれは意見が分かれるところでもあります。最も無難な答えとしては、自分が植毛したいと思った時に決断するというのが最も後悔のない決断ができるときと言えるでしょう。

まとめ

長髪と薄毛の関係性についてお話ししました。髪の毛の長さだけで薄毛になりやすいか決まることはありませんが、ケアをしっかりし、頭皮環境を悪化させないように心かげましょう。

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