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育毛とは?
育毛とは「今、生えている毛を育てていくこと」です。さらに具体的にいえば「毛が、寿命より早く抜けないようにすること」です。
髪が育つ土台=頭皮にある毛穴の数。これは、実は一生変わりません。つまり、全毛穴でヘアサイクルが正常にまわっていれば、髪の量は大きく増減することなく保たれていくはずです。
しかし“遺伝”“頭皮の状態悪化”“男性ホルモンの影響”などにより、サイクルの【成長期】が短くなることがあります。【成長期】が短いと“細い産毛のまま育たない”“寿命より早く抜ける”といった問題が出てきます。また、【休止期】に入った毛根が、なかなか目覚めないケースもあります。
そうすると、しっかり生えている毛が減り「髪が少なくなった」と感じるようになるのです。
こうしたヘアサイクルの乱れに対し、短くなった【成長期】を正常に戻して、毛が本来の寿命いっぱいに育つよう働きかけるのが「育毛」です。【休止期】で眠ったままの毛根を【成長期】に導き、再び毛を生えさせるのが「発毛」というわけです。
現在、ヘアサイクルを正常化させる育毛・発毛対策には、いくつかのアプローチがあります。
《主な育毛・発毛対策》
- 育毛剤の使用
- □シャンプー方法など、ヘアケアの見直し
- □食事や運動など、生活習慣の改善
- □皮膚科などでの治療
- □AGA・薄毛・育毛の専門病院での発毛治療
しかし、薄毛となる原因には個人差が大きく、自分に効果的な育毛メニューを組み立てるのは非常に難しいことです。
自分でできる育毛とは?
ヘアサイクル正常化には、育毛剤以外の生活面でのアプローチも有効です。
育毛に効果的なシャンプー法
●髪・頭皮に優しい成分のシャンプーを選ぶ…無添加タイプ・薄毛専用のものがおすすめです。
●シャンプーは、適量を守る
●爪を立てたり、ゴシゴシ強くこすらない
●頭皮まで、すすぎ残しをなくす
●洗いすぎない、逆にサボって不潔にしない…1日1回が適正です。
ストレスをためない生活
ストレスは、髪の健康に大きく影響するといわれます。ストレスがかかると体が緊張状態となり、頭皮を硬直させるため血流が悪くなってしまうからです。すると、必要な栄養が行き渡らず、毛の発育を邪魔してしまいます。ストレスは他にも、睡眠が十分とれなくなる・内蔵の働きを悪くする(栄養を吸収しにくい)など、育毛によくない状態を作ります。自分に合うストレス解消法を見つけ、定期的にリフレッシュすることは育毛にとって、とても重要なことなのです。
育毛にいい食事
もっとも大事なのは、栄養不足にならない・バランスが偏らない食事をすることです。一般的にワカメなどの海藻類が“髪にいい”といわれますが、これらの一部の食品を大量に食べる方法は、おすすめできません。髪は命に関わらない分「栄養不足」になると、髪への栄養補給は「後回し」にされがちです。そうすると髪に十分な栄養が届かずに、毛がしっかりと成長できなくなってしまいます。ダイエット後に髪が薄くなるケースがありますが、まさに食事制限ダイエットなどはこの髪の「栄養不足」によるもので、髪に深刻な影響を及ぼすこともあります。
バランスのとれた食事を十分な量とるよう心がけましょう。とくに、毛髪の主成分であるタンパク質、髪の成長を活性化させるビタミン・ミネラルは、欠かせない栄養素です。サプリメント・補助食品などを活用するのもよいでしょう。
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