目次
(1)ヘアサロンとは
「サロン」とは、元々フランス語で「客間」を意味する言葉です。
日本でも現在「サロン」という言葉は広く使われており、社交の場や教室、何らかの施設など、
それが指すものも多岐に渡っています。
中でも「ヘアサロン」というのは、髪のカットやパーマ、洗髪、仕上げなどを行う施設のこと。
ヘアサロンhair salon という英語はアメリカなどでも使われています。
また、単に髪型を整えるだけではなく、
客間のように特別な空間でゆっくりと過ごしてもらいたいという思いから「ヘアサロン」という呼び名にしているお店もあるようです。
実際に外装や内装にこだわっていたり、飲み物の提供やマッサージといったサービスを充実させたりと、「ヘアサロン」としての差別化を図ろうとしているお店も増えています。
(2)ヘアサロンと美容室、理容室
では、ヘアサロンと美容室は違うの?と思われる方も多いかと思います。
ヘアサロンと美容室・理容室は呼び名が異なるだけで、行われていることは同じです。
また、「ヘアサロン」という呼び名は、美容室だけではなく理容室にも使われています。
ただし注意したい点が一つあります。
ヘアサロンの中には美容室と理容室の両方が含まれると言いましたが、
美容室と理容室には法律上の区別があります。
「美容師法」において、美容室(美容所)は「美容の業を行うために設けられた施設」、
また美容は「パーマネントウエーブ、結髪、化粧等の方法により、容姿を美しくすること」と
定義されています。
一方理容室(理容所)については「理容師法」で定められており、
「理容の業を行うために設けられた施設」であり、
理容とは、「髪の刈込、顔そり等の方法により容姿を整えること」とされています。
これは、かつて美容室は女性が髪を結うために訪れる場所、
理容室は男性が散髪をするために訪れる場所という区別があったためです。
これに従い、かつては美容室ではカットができず、
理容室ではパーマができないことになっていましたが、
現在ではこの規制は緩和されています。
最近では男性がカットのために美容室を訪れるなど、両者の垣根は曖昧になっています。
そこで、髪の毛を整える場所として広く「ヘアサロン」という言葉が
使われるようになっているのです。
(3)ヘアサロンを選ぶ際のポイント
1.立地
まずはヘアサロンの場所。
自宅や職場から通いやすい場所であるか、駅からの道のりは分かりやすいかなどといったことを
あらかじめ確認しておいた方が安心です。
2.外装、内装
ホームページなどに載せられているお店の外装や内装を見れば、
お店の雰囲気がだいたいわかります。
ホームページの写真を見るなどして選ぶ基準に役立てましょう。
3.サービス内容
カットやパーマといった基本的なメニューのほか、
ヘッドスパや頭皮マッサージなどといったメニューにも注目です。
パーマ剤やカラーリング剤の原料にこだわっているヘアサロンなどもあります。
自分がどのメニューを受けたいかを考え選びましょう。
4.料金
料金も大事なポイントの一つです。
安ければよいということではなく、価格とサービス内容、
そして自分がどのようになりたいかということを照らし合わせて考えることが大切です。
基本料金はもちろんのこと、セット割引やクーポンなどもチェックしておくことでお得に利用できることもあります。
5.スタッフ
そのヘアサロンにいるスタッフの人数や実績、得意分野などを調べておくことも、
ヘアサロン選びに役立ちます。
「女性スタッフに接客してもらいたい」などという希望がある場合も多いかと思います。
予約の際に指名が可能かどうかも確認してみましょう。
6.口コミ
ヘアサロンを選ぶ際に大事なのが、実際に利用した方の声、いわゆる「口コミ」です。
お店のホームページを見るだけではわからない、
実際のお店の雰囲気やサービスの質などを知ることができます。
ただし、口コミが100%自分にも当てはまるということではありませんので、注意しましょう。
投稿者プロフィール
最新の投稿
- 2022.08.31毛髪男性の更年期障害と薄毛
- 2022.08.25毛髪睡眠不足は薄毛になるか
- 2022.08.20毛髪自毛植毛需要が世界で増えているわけ
- 2022.08.08毛髪薄毛と生活習慣の関係性