毛髪の健康に良い習慣について

生活習慣病に気を付ける=毛髪の健康

脱毛を遺伝だからしかたがないと諦めているとしたら大きな間違いです。食生活や生活習慣のあり方によって、影響される面が多いのです。
脱毛もひどくなる前に、健康な状態に保つように心がけておけば、薄毛や脱毛の進行を食い止めることができます。
脱毛と生活習慣病は、原因が非常によく似ているので身体の健康によいことは毛髪の健康にもよいといえます。
次の点に気を付けて健康な髪を目指しましょう。

バランスの良い食事

身体の健康に大事なのは食生活。毛髪の健康にとっても重要です。
現代人は、塩分、糖分のほか肉、魚といった動物性タンパク質を多く摂っています。またインスタント食品の普及、過剰なダイエットにより食生活が乱れています。
結果、生活習慣病を引き起こすことがあります。薄毛、脱毛の原因になるのです。

しっかりとした睡眠と適度な運動が大事

起きている間、血液は内臓に。寝ている間は骨や皮膚に多く流れているものです。そのため毛髪は夜の方がよく伸びるといわれます。睡眠不足によって自律神経が乱れると、毛髪の成長は妨げられます。適度な運動は全身の機能を高め、血行をよくします。1日30分以上軽く汗を流しましょう。

ストレスは厳禁

ストレスは毛母細胞にも影響を与えるので、気分転換など1日30分以上はリラックスする時間をもち、ストレスをためないようにしましょう。生活環境の汚れも、毛髪にはよくありません。ほこりの積もった部屋や洗っていない枕カバーなどには、カビやダニ、雑菌が潜んでいます。
髪をしっかり洗っても、枕にダニや雑菌が繁殖していれば意味が無いのです。

毛髪に良い食生活

タンパク質を摂る

良質のタンパク質をしっかり摂りましょう。髪の99パーセントは、約18種類ものアミノ酸が結合してつくられたタンパク質からできています。
必須アミノ酸を多く含むのは、豆腐などの大豆製品や、玄米、イモ類です。良質のタンパク質を摂るため、これらの植物性の食品を食べましょう。

海藻類を食べよう

食物繊維が豊富なものを食べ、腸内の掃除をしましょう。海藻類がおすすめです。海藻類のヌメヌメした部分には、フコイダンやコンドロイチンが含まれています。フコイダンには、ガン細胞を自滅させる働き(アポトーシス誘導作用)があることが判明し、注目されています。また血液、免疫、整腸のほかにも優れた効果があります。コンドロイチンは髪の保水性・弾力性を高めます。結果、ミネラル分は髪質によい影響を与えるといえます。

緑黄色野菜を多く食べる

髪には、ビタミンA・C・D・E・F・パントテン酸も欠かせません。なかでもビタミンEは、血管壁にこびりついて老化を進める過酸化脂質をつくりにくくしたり、できたものを分解する働きがあります。植物はSOD(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)という物質を作り、活性酸素を除去しています。人の体内にはない物質なので、緑黄色野菜を摂ることが重要になってきます。
過酸化脂質は、活性酸素を大量に生み出す原因です。活性酸素は体内の細胞を傷つけ、老化を早めます。
食事でなかなか緑黄色野菜が摂りにくい場合は、青汁やサプリメントなどの補助食品を飲んでも大丈夫です。

 

くだものは1日1個以上食べる

くだもの類は、ビタミン、食物繊維、カリウムを多く含んでおり、ビタミンCも豊富です。1日1個、200グラムを目標に摂るようにするとよいです。

鉄分を補給すること

鉄分は血液が酸素を運ぶために大切なものです。足りなくなれば、髪が成長できなくなってしまいます。しっかりと補給するように心がけましょう。

食物繊維が皮脂の異常分泌を抑制

食物繊維は緑黄色野菜や根野菜に多く含まれるます。血液中のコレストロールや中性脂肪を下げる働きがあります。皮脂が過剰に分泌されるのを抑え、髪を健やかにします。海藻類と同様、腸内をきれいにする働きもあります。有害物質を排除し、肌の調子を整えてくれる働きもあります。

ミネラルを摂る

イモ類・レンコン・ゴボウなどの根野菜は、髪に良いミネラル分が豊富です。血行もよくしてくれます。しっかりと摂ることを心がけるべきです。