月別アーカイブ: 2016年1月

抜毛症

抜毛症(トリコチロマニア)とは?

頭髪や全身の体毛を、自ら引き抜いてしまう行為障害。その結果として脱毛班をつくり出してしまうことで有名である。
抜毛癖と呼ばれることもある。

頭髪のほか、まつ毛や眉毛、ひげや陰毛など対象となる人毛はさまざまである。
無意識に抜いてしまうケースもあれば、意識があるものの自らの意志で止められないケースもある。

原因についてはまだ解明が進んでいないが、強迫性障害の一種であるという見方が有力である。いずれにせよ脱毛症ではないため、毛を引き抜く行為を止められた場合は、自然と脱毛班は解消される。

未成年者や女性に多い障害だが、最近では成人男性の間でも増えているという見方がある。

抜毛症は精神疾患であり、専門家の力を借りて治療する事が多い。

選択的セロトニン再取り込み阻害薬(抗うつ薬の一種)などを投与して、

精神状態を改善した上で、抜毛症の原因となる恐怖感を取り除くための心理療法を行う。

精神的な問題を確実に解消するために、精神医療の専門家の力を借りて根本的な解決に繋げる。

創傷治療

創傷治療とは? 

傷の回復を早めることを目的とした治療全般を指す言葉。

ひと昔前の日本社会ではあまり顧みられていなかった分野で、欧米を中心に研究がさかんに繰り返されてきた。現在は国内においても、医療の多様化を背景に創傷治療に対する需要が高まっている。
美容外科の普及も、傷痕を残さない方法を追求するという観点から創傷治療の発展に拍車をかける結果をもたらしている。

植毛においては、グラフトの採取や患部への埋め入れ等の作業が発生するため、頭皮に損傷を与える確率がきわめて高い。そこで創傷治療を行う必要性も自然と高くなる。
仕上がりを高めるだけではなく、苦痛を緩和したり頭皮の変形といった症状を防止したりする上でも重視されている。

産後脱毛症

産後脱毛症とは? 

女性に特有の脱毛症。
出産を終えて2~3ヶ月後の時期を迎えた女性は、急に抜け毛が増加してしまうことがある。あくまでも一時的な症状であり、半年以上経過すると自然に収まる。

ただし、万一いつまでも抜け毛が止まらない場合は、異なる脱毛症を発症している恐れがあるため医師の診察を受ける必要が出てくる。

原因は、女性ホルモンの一種「エストロゲン」の増加にあると考えられている。
エストロゲンにはもともと、ヘアサイクルの成長期を長期化させる作用がある。出産が近づくとエストロゲンが体内に増えるが、出産と同時にエストロゲンは急減する。これによってヘアサイクルが一気に休止期に突入してしまうため、抜け毛が増加する。

無毛症

無毛症とは? 

毛髪がまったく生えてこない症状を指す言葉。乏毛症と呼ばれることもある。
すべての毛髪が失われる場合と部分的に失われる場合に分けられる。

先天性の場合が多い。この場合は生後数ヶ月以内、あるいは1~2年以内にすべての毛髪が抜け落ちてしまい、そのまま生えてこなくなる。
原因についてはまだ解明が進んでいないが、遺伝による影響が強いものとみなされている。

後天性の場合は、ホルモンの極端な乱れや放射線、あるいは皮下脂肪型の肥満等が原因となることがある。

有効な治療法などは確立されていないが、専門医を探して精密な検査を受けた上で、長期的な対策を相談していくことが求められる。日常生活においてはかつら等の利用が重視される。

多毛症

多毛症とは? 

全身の体毛の成長が活発になる症状。
頭髪のような特定の部位だけではなく、ひげをはじめ腕・脚・胸・背中……と、体全体で活発になる点が特徴である。
太くて硬い毛が増えるという症状を意味することもある。

先天性の場合もあるが、何らかの疾患が原因という場合もある。また、ホルモンバランスの乱れが原因となる場合も考えられる。

また、薄毛を解決するための治療(投薬等)を受けているときに、その副作用として多毛症が発症するケースも多少報告されている(ただしその場合は、極端に体毛が目立ってしまう症例は皆無に近い)。
いずれにしても、症状が深刻になる前に専門医に相談することが重要である。

日本皮膚科学会

日本皮膚科学会とは? 

皮膚の健康増進を目的として、皮膚の疾患に関する研究全般を支援している団体。公益社団法人の指定を受けている。

大学教授や大病院の所属医師、開業医を含めて日本の皮膚科医療をリードするベテランの医師が大量に所属している。主な活動内容には、疾患や新しい治療法・薬に関する最新情報の発信や医師の研修計画の策定・実行があげられる。

この団体から公表される情報は、原則として確実なエビデンスがあることが立証されたものばかりである。したがって、発表された情報の信頼性はきわめて高いものとなっている。

植毛も日本皮膚科学会の対象テーマのひとつであり、随時さまざまな研究が行われている。

ユーメラニン

ユーメラニンとは? 

体内で多く生成される色素「メラニン」の一種。
真性メラニンと呼ばれることもある。また、単に「メラニン」と書いてある場合はこのユーメラニンを意図していることも少なくない。

「チロシン」というアミノ酸から「チロシナーゼ」という酵素の作用で生成される。頭髪の色を黒色や褐色に変える性質を持っているが、加齢とともに減少する傾向があるため、ユーメラニンが減ることで白髪が増えると考えられている。

人種によってユーメラニンの含有量は異なるが、日本人の頭髪には非常に多い。もっとも日本人同士で比較しても、その量にはかなりの個人差がある。

テストステロン(TH)

テストステロン(TH)とは? 

男性の体内で分泌される男性ホルモンの90%以上を占める成分。
男性の体内においては、一生を通して多大な影響を及ぼす。思春期においては、ひげや体毛の発毛、あるいは骨や筋肉の成育を促す役割を果たす。

テストステロンは成人後もずっと分泌され続けるもので、量が足りなくなると不具合をもたらす。
ただし、前頭部や頭頂部によく分泌される酵素「5αリダクターゼ(5α-reductase)TypeII」はテストステロンに働きかけてジヒドロテストステロン(DHT)を生成する作用がある。ジヒドロテストステロンが増えると男性型脱毛症(AGA)を進行させてしまう。
頭髪の悩みを解決する際は、テストステロンの働きを調整することを考える必要がある。

ポラリス

ポラリスとは? 

男性型脱毛症(AGA)の治療薬の一種。アメリカの同名の製薬会社が生産・販売を行っている。

ミノキシジルの含有量では、他の薬と比べて特に優れているわけではないが、患部に塗布して使用するため効果を引き出しやすいという特徴がある。もちろん、抜け毛を克服したい箇所がある場合にも有効である。
ただし皮膚の炎症などが起こった場合には注意が必要となる。もともと副作用が多い薬ではないが、頭皮のかゆみやかぶれ、また低血圧などが若干報告されている。

最近は、ミノキシジルをはじめとした有効成分の含有量が異なる商品が数種類発売されており、利用者にはその点に配慮しながら購入品を選ぶ姿勢が求められる。

リアップ

リアップとは? 

男性型脱毛症(AGA)の治療薬として国内でロングセラーを記録してきた医薬品(第一類医薬品に指定されている)。
ミノキシジルを主成分にした塗布薬で、20世紀の終わりから国内で流通している。

販売元は大正製薬である。近年は「リアップX5」がヒット商品として人気を集めていたが2015年に販売が終了した。
大正製薬では現在、最新版である「リアップX5プラス」のセールスに力を入れている。この新商品には、頭皮の環境を整える成分が新規追加されており、ミノキシジルの効果がより発揮されるように調整されている。

リアップは日本でのみ有名な薬である(海外ではミノキシジルといえばロゲインが圧倒的に有名である)。