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ネイプヘアは使えるか 2 — 追)高密度移植の材料として

高密度移植(80株/cm²)が可能な方は、皮脂が少なく、傷の治りに問題がなく、皮膚が健康な状態であることは必要条件です。これがないと、この高密度 移植、ニードルやマイクロスリットを使ってもリッジという盛り上がった傷跡を作りやすく、これが生着不良の原因ともなり、反ってスカスカになることがあり ます。このようなリスクの説明と条件が整ったときに、そして希望があったときに行いますが、そこで使う材料こそネイプヘアです。これをトリミング、場合によっては更に株分けして、とてもスキニーな株をつくり、これを針穴に入れていきます。ただし、現在ネイプヘアや体毛をほぼ損傷なく採取できるのはi-SAFEのみかもしれません。

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生え際丸く、額を狭く、M字こめかみ部分がネイプヘア
中央は、おもに通常の1本毛

 

あえて産毛を植毛するとき

FUEのメリットに一つに、採取株を選択できるというのがあります。通常は仕上がりのボリュームを考えると、大きめのしっかりした毛のグラフトを選ぶことが多いのですが、女性の生え際の最前列の様な場合は、できるだけ産毛に近いものを選びます。単に一本毛というのではなく、襟足近くの軟毛を選ぶのです。ボリュームという点ではコスパは悪く、また生着率は若干低いような気もしますが、許容範囲内ではないかと思います。それよりも今まで(単に一本毛の硬毛を並べる)にない自然さが得られます。

ちなみに、移植は手植えやエアーインプランターでは、毛根が反転したり折れてしまうことが多く難しいため、まず針で移植予備孔をあけ、Choi式ニードルで静かに置いてくる感じです。現在このChoi式ニードルは日本における植毛ではマイノリティな存在ですが、とても優れたツールです。